Nは14?16日の間、久しぶりに東京方面へ出張に出ておりました。
今回の行き先は…東大!?
まずはだいぶ昔、Nが学位を取り、Mは取り損なって途中で出た(笑)、
そして昨年4月、気候システムセンターと統合して千葉の柏に移転した、
東京大学大気海洋研究所です。
以前は新宿からバスで15分ほどの中野区南台にありましたが、今は柏。
ここに新しい東大のキャンパスができています。
秋葉原から、つくばエクスプレスで約30分。慣れれば結構近いのかも。
建物の前に、季節はずれのサクラが一輪。
海洋研の看板です。Atmosphere and Ocean Research Institute と書いてあります。
で、中に入ってみると、廊下の壁に船の窓のような展示スペース。
科学誌ネイチャーの表紙にもなった、ウナギの稚魚が展示されていました。
これまでお世話になった先生方にご挨拶をし、まだ新しい所内を案内して頂きました。
お忙しい中、わざわざ案内してくださったのは、左のにこやかなお顔…
なんと昨年度まで所長でいらした、西田睦先生。
はい、実はMの尊敬する恩師であります。ご無沙汰をしております?。
(Mの独り言:いやもう不出来な弟子でしたスミマセン……ぶつぶつ……)
ちなみに右は、西田先生と一緒にお仕事中の、Mさん…もう東海大の准教授なんですねー
学生時代の先輩後輩のみなさんが、各地で立派な研究者。みんなすごいなぁ。
西田研ラボを見せて頂きました。わー懐かしいこの雰囲気…
これはレジではありません。
PCRマシン…これで目的のDNA断片があっという間に100万倍。
遺伝子解析になくてはならない機械です。
ここ、実は1階にお寿司屋さんが入っています。海洋研なだけに…
しかも、中野時代に近所のお寿司屋さんを贔屓にしていた某教授が、
店主を口説いて連れて来たという…さすが東大。
Nはこの夜、このお寿司屋さんで、先生方からいろいろなお話を伺って
楽しい時間を過ごすことができました。
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さて翌日は、今回の目的であるシンポジウムに参加するため、
本来の東大?、本郷キャンパスへ。これが赤門です。
キャンパス内で咲いていた椿。露に濡れた風情がいいですね。
安田講堂。後ろのビルは理学部の建物なんですが、安田講堂の景観を邪魔するのは
いかがなものかということで、背景に溶け込むようにガラス張りになったのだとか…
溶け込んでる?
ある先生によると、「ビルは見えないことになっている」そうです。
ベンチでおにぎりを食べていたら、近寄って来たスズメ。東大雀。
で、やっと東大海洋アライアンス主催のシンポジウムに参加です。
工学部の建物、廊下や階段はクラシック。
お題は「海は学びの宝庫?海洋教育の研究と実践」。
やっぱり、教育は「研究するもの」というより「実践するもの」ですよね。
琉大からも、Y先生による実践報告がありました。
プロジェクターは、同じ画面が2個並んでいなくても良いと思います!
ちょっと見にくかった…
東大三崎臨海実験所の生き物が水槽に展示されていました。ハオコゼかな。
オリーブ色のサンショウウニ。
人間ばっかりのところで、他の生き物がいると何だかホッとします。
「三崎の磯の動物ガイド」ハンドブックもたくさんいただきました。
K先生ありがとうございます!
この日の夜も、海洋教育関係の先生方といろいろなお話をさせていただきました。
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翌日、帰りは明るいうちに飛行機に乗ったら、お天気も良く、下界の景色が
よく見えました。この外輪山は…おお、箱根の山だ。
で、富士山…の裾野の周囲に、やっぱり外輪山が取り巻いているの、見えますか?
ものすごく規模が大きい…富士の噴火の規模が桁違いであったことが想像されます。
それにしても、ご本体がきれいに見えました!
色が変わっているのは植生の違いか紅葉か…
沖縄に近づくと雲海。雲の上の夕日を眺めつつ、やがて機体は
雲の中に入って行ったのでした。
これにて今回の出張も無事帰還。
お世話になった皆様、本当にどうもありがとうございました!