昨日と今日の午前中は、沖縄市東部海浜開発局計画調整課からの依頼で、
泡瀬小学校2年生の干潟観察会のガイドを行いました。
 昨日は1〜3組さんの3クラス、朝から雨が降って、海に出られるか心配でしたが、
始まりの時間になったらいいお天気に! 講師は森の家みんみんのFさんも一緒でした。
今日は4組と5組さん。暑いくらいのいいお天気で、カニもたくさん出てましたよ。

 広い泡瀬干潟は、カニや貝のいるサンゴ礫地帯、ミナミコメツキガニの砂州、
タテジマユムシの多い水たまり、イソアワモチが歩くサンゴの岩場などなど、
様々な環境が点在しています。遠浅で見晴らしもいいので、
小さな子供達も安心してゆっくりと観察ができる海です。

160928awase01 160928awase02

160928awase03

 実は昨日、女の子がなかなか見られないカニを見つけてくれました。
礫地帯にいるカルイシコブシの仲間 (Alox sp.) です。
おそらく普通にいる種類なのですが、小さくて、甲羅が凸凹していて、
小石と見分けがつかないので、なかなか見つけることができません。

160928karuishi01 160928karuishi02

 写真を撮影している時は気づかなかったのですが、
拡大してみたら、甲の一部が壊れていました。砂つぶが付いているのかと思ってた…。
お腹側から見ると、まんまるに膨らんでいます。この中に卵を抱くので、これはメスです。
外側から見た感じ、丸いところは空っぽで、卵は入っていないようでした。