港川小学校では、毎年6年生がカーミージーの海でカヌー体験を行います。
それに伴い、学校の先生方全員も、夏休みにカヌーの研修を行っています。
今年は台風の影響で2度も延期になりましたが、今日26日に行われるとのことで
一緒に参加させていただくことになりました。
海でのカヌーは、初めての体験です!

  昨日から準備が始まり、浜辺にきれいに並べられたカヌー。

 港川小学校のカヌー体験は、港川自治会とアウトドアショップのNEOSの協力により、
準備やサポート、工事現場との調整など、万全の体制で行われます。

 カヌーは2人乗りなので、2列に並んでスタンバイ。

 はじめに自治会から挨拶があり、続いてNEOSのスタッフから、
今日のスケジュールや安全管理についての説明がありました。

 ライフジャケットを付けて、パドルをもらって、まずは浜辺でパドリングの練習。

 スタッフの方の丁寧な説明に従って、パドルの持ち方、前や後ろに進む時の漕ぎ方、
ブレーキやカーブの方法など、一通りの練習を行います。

 そして、カヌーは転覆するもの…とのことで、海面で浮遊する練習。
ライフジャケットのおかげで、胸から上は水面に出るくらいの感じで
プカプカと浮かびます。 水が冷たくて、きもちいい!

 さあ、いよいよカヌーで海に漕ぎだします!

 まずは、浜の沖で集合して、向きを変えたり、バックしてみたり。
最初は腕に力が入っているのか、何だかうまく漕げないのですが…、
少しすると、何となく感じがつかめてきて、
海面をすべるようにゆったり漕げるようになりました。

 ここから、ショート・ツーリングのはじまり。

 カーミージーの岩をまわって、浅いイノーの中に入り、
海草藻場の上を漂いながら、キャンプキンザー地先の橋を目指します。
普段歩いている所をカヌーで移動するのは、何だかとっても新鮮。

 橋の下まで来たら、日陰でちょっと休憩。
6年生の子供達も、ここまで漕いでくるそうですよ。

 ひとしきり休んだら、沖に向かって漕ぎだします。
サンゴ礁に守られたイノーの中は、波もなく、カヌーにはもってこいの環境です。

 帰りがけ、サンゴ礁の干上がった所があったので、
カヌーを停めて、しばし生き物観察。
黄色と黒のシマシマ模様のノシガイがたくさんいました。

 空はいい天気。サンゴ礁の外側は少しうねって小さな白波が立っていますが、
イノーの中は波も静か。

 ゆったりと、カーミージーの砂浜に戻りました。

 カヌー体験を終え、校長先生から、地域の自然の素晴らしさ、
地域の方々のサポートのありがたさ、そしてこれらを地元の子供達に伝えることの
大切さについて、お話がありました。

 カヌー体験が終わり、静かになった浜では、近所の親子連れが
波にゆられて水浴びを楽しんでいました。

 港川自治会の皆さん、NEOSの皆さん、楽しい体験をありがとうございました!