日本全国の海岸で、マイクロプラスチックの調査を続けている山口先生の報告によると、沖縄県の11の島の57の海岸で調査を行なった結果、調査面積57平方メートルに、全部で116,364個のマイクロプラスチックがあったそうです!

 沖縄県で調査した海岸には、1平方メートルあたりに、平均で2041個のマイクロプラスチックがあったことになります!たった25cmの小さな枠の中でさえ、平均約128個!

 ちなみに山口先生は、目の細かいきんぎょ網ではなく、目合1mmのふるいで濾しているので、約1mm〜5mmの大きさのマイクロプラスチックの数ということになります。

 気になる数の内訳は、
レジンペレットの樹脂粒子が 10.0%
プラスチック微細片が 36.2%
発砲スチロール微細片が 50.1%
糸状合成繊維短片が 0.9%
廃油小粒子が 0.7%
その他 2.1%

 沖縄の海岸には、いったいどれくらいのマイクロプラスチックが漂着しているのでしょう?
 これらのマイクロプラスチックや、それに付着した有害物質が砂浜の生き物に与える影響については、「4.海岸漂着物及び有害物質の影響と対策方針の検討(PDF:469KB)」に詳しく書いてあります。