琉球新報 Style で毎月公開している「沖縄・海の生き物たち」。動画を撮りに、夜の海をひとり歩いてきました。

昨日の夜は、手に網や銛を持った人たちが、たくさん海を歩いていました。
ライトも超強力で、遠くから照らされてもすごく眩しいので、人の少ない辺りで生き物を探します。

岩にはアオサ類。春が近いのか、生き物たちも心なしか活発になっています。

海草の隙間を泳ぎ回る、オオメテナガヒメガザミ。光を当てていると、どんどん白くなる。

タコもいた。同じ潮溜まりに2匹いたけど、片方は浅い所で白くなって動かない。喧嘩に負けたのかも。

小さなイモガイ類も出歩いている。砂の上を歩くもの、砂の中を進むもの。ヒラムシの仲間は、何かを捕まえたのか、体の中央辺りがぷっくり膨らんでる。

気候変動の影響でイノーの水温が高くなり、去年は海草藻場の生き物が激減しました。
生き物たちの暮らしていたイノー。当たり前に見られた生き物たちの暮らしは、今年はもう、見られないかもしれません。