台風4号 Guchol(グチョル)。今度はミクロネシアの言葉で

うこん、という意味だそう。うっちん台風!

 

台風の名前って、国際的な取り決めで、2000年以降の台風には

28カ国の言葉が使われた140個の名前を順番につけていく?ことになっているんですけれども、

この名付けのセンスが、けっこう不思議。

ちなみに日本語のは星座シリーズ(しかもなぜかマイナーな星座 …?)になってます。

 

それはともかく。

台風の波を見に、大度海岸に行ってみました。

いや本当は観察会の予定だったのだけれども、

低気圧でぜんぜん潮が引いていないし、大波は来てるし。

 

荒崎方面は波頭が強風にあおられて、白く煙っています。

 

おお?波が巻いてきた。

 

浜に下りてリーフエッジの波を見ると、押し寄せる波はまるで壁のよう。

たぶん…アパート2階分くらいはあるんじゃないかな?

ここは自然海岸、サンゴ礁の浅瀬が広く残されています。

干潮の時間帯に限れば、沖合のリーフエッジで大波が砕けるのを

浜辺の安全な場所から眺めることができます。

(もちろん満潮時はダメですよ。以前ここでも、東屋のある高台にのぼる岩場とその上の柵が、

台風の波で崩されましたから … 。)

 

で、都市部の海岸はたいていこの浅瀬が埋め立てられて、護岸の外はいきなりリーフエッジ。

そういう場所に、台風の波を見に行くのは絶対にダメですよ!

この大波が、ざっぱーんと護岸を叩きつけにきますから … 簡単にさらわれてしまいます。

それが困るので、さらに沖合に人工の防波堤や消波ブロックを置いたりするんですよね。

 

… つくづく、サンゴ礁は天然の防波堤なんだなぁ。

台風銀座の沖縄で、サンゴ礁とその内側の浅瀬で島が囲まれているのは

素晴らしいシステムだなぁと、思うんです。

 

 

今日は本当は、珊瑚舎スコーレの自然講座&平和講座合同フィールドワーク。

予定の日が前回の台風で延期していたのに、またもや …

でも、お天気はぎりぎりもちそうだったので、来ちゃいました。

 

街なかに住んでいれば、こういう景色を見ることもないんですよね。

こうして、台風の威力、自然の力のすごさを感じるのも、若い人たちにとっては良い機会かな、と。

サンゴ礁の生き物観察はできなかったけれども、それはまたの機会にー。

海の中には入らずに、遠くの波を眺めつつ、浜を少し散歩。

 

ナキオカヤドカリが浜を歩いていたけれど、台風をどうやってやり過ごすのかなぁ。

 

このあとは平和学講座の講師さんにバトンタッチして、平和の礎と轟壕をさくっと見学。

雨もパラパラ?程度で済みました。

 

風雨が強まったのは夕方遅めからでしたね。みなさんは大丈夫だったでしょうか。