昨日はNが?カーミージー定点調査?に行きました。

良いお天気です。 暑いです。

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いつも護岸を下りる場所のブロック、

去年の台風で斜めにずれていたんですが、

とうとう平らに落っこちている。この間の弱くかすめた台風のせい?

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西海岸道路の工事がだいぶ進んで、コンクリートの壁ができていました。

内側に溜まった水(おそらく湧水)の排水が止まって、

(まさか出尽くした?… あのすごい水量はどうなったんだろう)

一時的に出現していた「川」が消えて、そこに生えていた藻類も消えました。

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あの「川」は不自然だったから消えて良いんだけれども、

ここはもともと湧水がしみ出る海岸で、それが好きな生き物たちがいた場所。

湧水が途切れると生物相も変わってしまいます。

 

で、今回も目印の岩を辿って写真を撮ります。

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50cm四方の枠を置いて、こんな感じです。

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ふと足元に、ソデカラッパ。

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少し沖まで歩くと、砂が移動してたまった場所があります。

例年、冬と夏で砂の移動パターンがあったのですが、

昨年の台風でドカッと砂が動いてたまったまんま。

それがまた少しずつ移動しているようで、全体に薄くなったというか、

薄く広がったのか?はっきりはしないんですが。

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そこに、マツバウミジグサやウミヒルモが生えて来て、少し藻場らしくなり。

何か茶色いものがついている … と思ったら、

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オヨギイソギンチャクがたくさん?!おもしろい。

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砂に半分埋もれて住んでいるのは、スキゲヒバリ。二枚貝です。

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コアマモから伸びた茶色く短いのは、種子の入った鞘。

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振り返ると、西洲側からも道路の橋がずいぶん伸びてきました。

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岸に戻ります。こういう岸辺の砂利っぽい場所は、

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ルリマダラシオマネキの住処。

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こういう場所が減って、オレたちも住宅難だよなぁ …

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地面に目を凝らすと見つかる、小さなミナミチゴガニ。

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ちょっと背伸びをして、

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両手でハサミを振ります。

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背中が青いタイプの ルリマダラもいました。

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「あの、ハサミがオレンジで背中がグレーのや、全身真っ赤なタイプの仲間たちはどうした?」

「固い壁の向こう側さ … あいつらは細かい砂泥の地面が好きだったからな」