秋?冬の海は、昼間よりも夜中の干潮時によく潮が引いています。
カーミージー定点調査?も、今月 から夜中の干潮時に切り替えです。
久しぶりの夜の海、今夜は風もあって少し寒い?。
いつも使っている PENTAX の防水カメラ、
新しく入手した WG-3 を試しに使ってみたら、これレンズのF値が2.0と
明るいのが売りなんですが、ストロボなしで、短いシャッタースピードで
この写真が撮れました。すごい!
いくら満月の明るい夜とはいえ … ちなみにいつものカメラでは
同じように撮るとシャッタースピードがとても長くかかりましたから、
このカメラいいかも?。
見上げた満月もこんなふうに撮れました。まるで太陽。
ここからは使い慣れた旧型カメラの写真と混ぜてお送りします。
いつもの50cm方形枠を持って、定点を撮影して行きました。
定点の岩にイトマキボラ発見。向こう側を向いてますが、実は身が真っ赤。
水中のコレは何かな??
タツナミガイでした!アメフラシの親戚です。
じゃ、これは?…
コモンヤドカリの若い個体。真っ赤でけばけば。
いつも種名に悩んでいた、どうやらホンケヤリムシ (Sabella fusca) 。
たくさん鰓冠(さいかん)を開いていました。
水が冷たくなって、風も寒い?と言いながら歩き回ってきましたが、
海草藻場のいつものメンバーは、ふつうに海にいます。
ニセクロナマコとか、
トゲアナエビとか。 寒くないのかなぁ。
ウミヒルモもきれいに生えていて、
沖のコアマモはずいぶん減った印象。もっと密に生えていたんですが。
砂が移動してサンゴ礫が増えたので、そのせいもあるのかもしれません。
水温が下がると、海藻の仲間が増えてきます。
もさもさしていて長く伸びるタイプの緑藻類がたくさん見られました。
そんな緑藻類の影に、きれいな色の …
チョウセンフデガイです。
怪しい穴を発見!覗ける穴は小さいですが、実は砂をふわっと柔らかく固めたもので
穴の大半を覆って隠しています。その直径は10cmくらい。
おそらく、トラフシャコの巣穴と思われます。
でも中にいるのは見えないんですよねー … 何か餌になるものがあれば …
サンゴは褐虫藻の色がすっかり復活しました。
これは夏に真っ白だった定点のキクメイシ。
岸近くのコモンサンゴも茶色が濃くなって元気そうです。
で、またカメラ話題ですが。
新型で、ストロボなしで、こんな風に撮れる調査風景、
ストロボをたくと、こんなふうになりました。
けっこう光が届きますね。
それにしても、空気中に舞う潮が反射するのか、
雪が降ったみたいに丸い光がたくさん映り込むのは、オーブ?
レンズは新品でホコリもついていないんですけれどもね。