北風が強くて寒い日、

Nは海岸の生き物や打ち上げものを見に

浦添の伊奈武瀬の海岸に行ってきました。

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実は、Mは同じ時間に伊奈武瀬の 浦添リサイクルプラザ の一室で

あーまんシアター の定例ミーティング中。

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今年は活動回数が少なかったのですが、新メンバー加入で

またがんばりたいと思います!

 

それはさておき、

伊奈武瀬の海岸は、埋立て地の護岸の先に小さな礁原が残され、沖には防波堤。

この日は防波堤にけっこう大きな波が砕けていました。

そんな環境でも生き物たちは生きています。

テトラポッドについたクロフジツボ。

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イワフジツボの仲間と、その上にコウダカタマキビ。

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カサガイの仲間。リュウキュウアオガイかなー。

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コウダカカラマツ。浮き立つ筋が特徴です。

カサガイと似ているけれども体の作りが違っていて、

カサガイは鰓呼吸、コウダカカラマツは肺呼吸。

つまり、これはカタツムリに近い仲間。なので水の中はキライ。不思議ですねぇ。

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イボタマキビはテトラポッドの側面に群生しています。

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暑い時期はよく、互いの殻の上にサーカスのように2段3段に乗っかっているんですが、

寒いときはみっりちと身を寄せ合っています。

 

よく見ると、殻の向きもだいたい揃っています。殻口を上に、とんがった方を下に。

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テトラポッドの上の方、みんなほぼ同じ向きの面に …

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沖からの強い波しぶきを避けるように、みんなで集まっているんですね!

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さて、浜には北風の波で寄せられた打ち上げ物がいろいろ。

コブシメの甲。

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これはケブカガニの脱皮殻。

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死んで時間が経つと青い色は抜けてしまうけれど、

クラゲの一種、カツオノカンムリ。

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長い間海を漂ってぼろぼろになった島ぞうり。

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… の上にくっついた、エボシガイ。フジツボの仲間。

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… の上にくっついた、小さなエボシガイ!

ススキの穂みたいなのはエサをとるための蔓脚(まんきゃく)。

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リュウキュウスガモの実は、近くの海草藻場からかな。

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おぉこれは … 透明なガラス細工のような、海中を浮遊する系の何か、の一部。

サルパかなぁ … だったら尾索動物、ホヤに近い生きもの。赤っぽいのは内臓器官。

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とまぁ、こんなふうに、冬の海岸は漂着物探しが結構面白いので、

みなさんも暖かい格好をして、あえて北風を受ける浜辺に

お散歩がてら出かけてみてはいかがでしょうか。

 

11?12月頃の昼間は、あまり潮が引きません。

ここも潮が満ち始めたので、そろそろ帰りましょう?。

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この日の南部の夕焼けは、これまた美しい眺めでした。

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沖縄ってほんとうに海も空もきれいで、眺めているだけでも幸せ。