10月31日と11月1日、
Nは「名蔵アンパル・ラムサール条約登録10周年記念講演」のため
石垣島に行きました。
講演会の前日、アンパルの自然を守る会の山崎さんが、フィールドを案内してくださいました。
ここを歩くのは久しぶり!
やっぱり沖縄本島のマングローブ林とは雰囲気が少しずつ違います。
ヤエヤマヒルギの根元には…
おお、キバウミニナ。落ち葉を食べます。
キバウミニナは、本来は八重山でも西表島と小浜島の限られた地域にしか
自然分布しなかったのが、近年分布を広げています。
ノコギリガザミの餌として持ち込まれたということらしい。
ヒルギシジミもたくさんいました。
一部、倒木が。台風の影響でしょうか。
ヒルギシジミの生貝や死に殻が点々としていました。
それにしても、キバウミニナが本当にゴロゴロ…すごい密度です。
アンパルは底質が2種類あって、こちらは赤っぽい砂泥底。
生えているのはヒルギダマシ。
さて、翌日は「名蔵アンパル・ラムサール条約登録10周年記念講演」。
まずは石垣中学校の郷土芸能部部のみなさんが、
「アンパルヌミダガーマユンタ」を唄ってくれました。
講演会前半は、石垣に伝わるこの民謡の文化的なお話と、
小菅先生による、唄の中に登場するカニの解説。
お昼休憩をはさんで、午後の最初にNが沖縄のラムサール登録湿地について発表。
普段はカニ博士のNですが、今回は小菅先生がいるので、カニの話はなし!
その後、マングローブ林や、アンパルを訪れる野鳥についてのお話などがありました。
ラムサール条約では、今回の講演会のように「湿地についての普及啓発を行う」ことも
要録要件の中に含まれていて、広く一般の方にも湿地のことを理解してもらって
保全に繋げていこうというわけですね。
Nも同じくラムサール登録湿地の漫湖で、日々、保全と環境教育を模索中…
11/2 八重山毎日新聞に載りました!
アンパルの自然を守る会をはじめ、石垣市のみなさまどうもありがとうございました。
今度はもっとゆっくり干潟を歩いてカニと戯れなきゃ。