第20屆臺北國際賞鳥博覽會の2日目です。野外のイベント会場に加え、室内では2018第二屆臺北濕地中心與保護區國際交流會が行われました。鹿谷自然案内代表のMは、午後からの講演。

 朝のうち、開会まで少し時間があったので、廖 運志さんと謝 牧鄉さんご夫妻が、広い湿地の環境を案内してくださいました。

 区域ごとに説明板が設置され、現在位置や、池の生き物の働きや、池の機能について、わかりやすい説明があります。もともとここはゴミ捨て場だった所を整備して、自然に近い状態に戻した所。都市に囲まれ、水質も悪かったそうです。新たに、浄化のための池や湿地、田んぼなどを作ったことで自然環境が少しずつ改善し、鳥たちが集まってくるようになったとのことでした。

 Mの講演はサンゴ礁の環境教育がテーマなので、2日目は、講演会場の入り口に、カーミージーの生き物の写真や、里浜条例についての資料を展示しました。午前中の演者は、中国の野鳥について数多くの図鑑や論文を執筆して来られた Dr. John MacKinnon (約翰‧馬敬能 博士)。

 そしていよいよ午後からは、Mの講演。カーミージーでの取り組みを中心に、沖縄でのサンゴ礁の環境教育の事例を報告しました。通訳は、沖縄での海ごみ会議でもお世話になった、陳 彦翎さんです。どうも、ありがとう! おかげさまで、発表は無事終了しました。

 この交流会では、有機栽培による臺灣藍鵲茶を中心とした自然保護や地域づくりの事例報告もありました。野外のブースでお茶を試飲させてもらい、ティーバッグを購入しました。

 明日は、お茶の名前の由来となった臺灣藍鵲(ヤマムスメ)を探しに、烏来の野鳥観察路に行きます。