ベニアマモ Cymodocea rotundata
葉の幅は約8mm、長さは20cm程。葉はまっすぐで、先端はやや平らです。
リュウキュウアマモ Cymodocea serrulata
葉の幅は約1cm、長さは20cmまで。
葉の付け根は白い逆三角形で、リュウキュウスガモの様な古い葉はありません。
葉には、赤褐色の横縞が入る時もあり、別種の様にも見えます。
葉の先端は丸く、細かい棘(鋸歯)が並びます。でも、とても小さいので
拡大して見ないとよく見えません。リュウキュウスガモとよく似ていて
間違いやすいのですが、葉の根元を掘って、茶色いケバケバの葉があるか、
白い三角形かを確かめれば、確実に種を見分けることができます。
ウミジグサ Halodule uninervis
葉の幅は約5mm、長さは15cmまで。
先端は、中央が黒く尖る王冠型が多い。葉がY字型に出るのが特徴的?
葉の細さは変異が大きく、葉の先端の形も微妙に変化するので、
いつも同定に悩みます。
マツバウミジグサ Halodule pinifolia
葉の幅は1~2mm、長さは20cmまで。
その名の通り、松葉の様に細い葉です。
ボウバアマモ Syringodium isoetifolium
和名の通り葉は円柱状で、長さは20cmまで。
丸い棒状の葉は、この種だけです。 地下茎は葉と同じくらいの太さです。
カワツルモ Ruppia maritima (R. rostellata)
流れの緩やかな汽水に分布します。
こういった環境は、沖縄では殆ど埋め立てられてしまい、残り少なくなってきました。
茎は地下茎とはならず、普通の植物の様に水中に伸びています 。
茎の先にある黒い粒は実の房です。実は、拡大すると壺の様な形。
コアマモ Zostera japonica
葉は2mm程度で細長い。湧き水がある場所に見られます。
沖縄ではあまり見かけませんが、泡瀬の海草藻場に生えていました。
慣れないと、見つけにくいと思います。左の写真の黄緑色の点々を
拡大してみました。葉の付け根に、花の穂か実が透けて見えています。
(2006年3月1日撮影)