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海歩きを楽しむ服装は?

更新: 2012年05月09日 11:34


 

  

 

 沖縄の夏の日差しは強烈です。曇りの日や冬の間でも、紫外線は予想外に強いもの。また、潮風の吹く海岸では、体の水分が汗となって知らないうちにどんどん飛んでいきます。歩き疲れても、海ではちょっと一休みできる木陰もありません。海に出るなら、まずは暑さ対策(熱中症対策)と日焼け対策が基本です。海歩きに合った服装と履物で、楽しい時間を過しましょう。水分補給のための水筒や、疲れを忘れさせてくれる甘いおやつもお忘れなく。サンゴやスズメダイ類の棲むタイドプールに膝くらいまで入って近くで見たい...とお考えなら、タオルや着替えもお忘れなく。その他にも、海歩きの便利な道具があれこれありますが...、できるだけ身軽が一番!
 海歩きの日が近づいたら、もう一度、潮の干満を確認し、お天気や海況の情報を集めましょう。

 海歩きのご案内チラシの見本(A4横、三つ折り:)を作りました。こちらもご利用下さい。

  
  

 

  

 

まずは日焼け対策

 つばのある帽子、長袖、長ズボン、首にはタオル、手には軍手、その他露出する部分には日焼け止めクリームが必要です。
 なかなか便利な日焼け止めクリームですが、塗り慣れないと時々失敗します。クリームを塗るとき、普段は顔や手や腕には入念に塗りますが、忘れがちなのが耳の後、首の後、胸元、ふくらはぎ、足の甲など、真上からの光が当りやすい部分です。海面 からの照り返しも加わって、予想外の場所が真っ赤な日焼けになることもありますから、十分注意して下さい。
 せっかく沖縄に来たのだから...と日焼け慣れしていない肌を曝したままうっかり海歩きをすれば、真夏の昼間なら10分もしないうちに肌は真っ赤な火傷になります。そうでなくても、照りつける日差しで頭はクラクラし、熱中症になってしまいます。日焼け止めクリームだけでなく、帽子や衣服で日差しを遮りましょう。 ゆったりした長袖の服に、長ズボンが理想的。帽子はつばが広くて風通しの良いものが涼しい。
熱中症については、こちらをご覧下さい。

  
  

 

  

安全な履物

 沖縄の潮間帯は1日に2回の干満があり、潮が大きく引く大潮の日には干満の差が2メートル以上あります。潮が引いた干潟を歩く海歩きコースは、普段は海の底なのです。
  潮が引いてからも、岩や石の上は濡れて滑ります。海藻が生えているところならなおさらです。カキ類の殻やフジツボ類が生息している範囲では、岩の表面 が殻でトゲトゲしているので、足を滑らせただけでも大変です。砂の下やキラキラ光る海面 の下、流れ着いた海藻の影には、何があるか分かりません。
  歩き慣れない所ですので、マリンブーツ使い古しのスニーカーなど、足に合った靴を履きましょう。濡れると足の裏が滑りやすいビーチサンダルは、怪我のもとです。足が露出しているスポーツサンダルでは、怪我を防ぎきれません。靴下をはいておけば、濡れた靴で歩いても靴擦れが防げますし、足首の上までカバーできます。

  
  

 

  

着替えの用意

  観察に夢中になってしゃがみ込んでお尻がぬれてしまったり、透き通った水に気付かず小さな潮だまりに足を踏み入れたり、あるいはエメラルドグリーンの誘惑に負けてタイドプールの中を歩いてみたり。気をつけていても、海では予想外の所で海水に濡れてしまうものです。そんな時でも、余分のタオルやTシャツの着替えがあれば、慌てずにすみます。

  
  

 

  

飲み物・食べ物

 暑い日差しの下、長ければ数時間も歩きにくい場所をうろうろすれば、さすがに疲れてきます。知らないうちに、たくさんの汗もかいています。熱と疲れと脱水症状ふらふらする前に定期的に水分補給をしましょう。
 甘いジュースより、さっぱりしたフルーツジュースやお茶の方が飲みやすい。ビタミンC入り飲料なら、日焼けの回復も早くなる? 水なら、頭からバサッと浴びる事も。
  海にはごみ箱はありませんし、海岸のごみ捨て場にポイ!もよろしくありません。清涼飲料水の容器、お菓子や食品の包装などは全て日本本土から輸入され、ゴミとなって沖縄に溜まっています。ゴミを出さないように、ペットボトルや缶 ジュース、紙パックジュース類は極力買わない様にしましょう。出かけるときは、水筒を使うか、ペットボトルを再利用するなど、ご協力下さい。
 疲れたときのチョコレートは美味しいものですが、熱で溶けてしまうのでご注意あれ。

 

  

   <<潮の干満は確認しましたか?  海歩きの便利な道具はこちら>>

  

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