2016年5月6日

 

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 真夏のような日差しですが、海の上は風があってきもちいい。連休中に人がたくさん来たからか、生き物の姿は少なめです。ひっくり返されたままの岩の上では、タツナミガイの卵隗が干涸びてました。アーサは僅かに残るだけですが、モズクはまだまだ点々と生えてます。コアマモの花はほぼ終わり、葉の根元にはタネができてます。分裂したと思われる太短いクロナマコが、けっこう見つかりました。橋の工事中は入れなかった海岸部分では、ルリマダラシオマネキは復活してますが、やはりカノコガイ類は見つかりません。

 橋の周囲の仮設通路を支えていた柱を抜いた穴には、砂利が詰められています。この砂利が投入された所は、満ち潮と引き潮の海水が通る水路なので、川に「石出し」(水制工の一種)を設置したのと同じような感じとなり、ところどころが流れで深くえぐれています。要注意。