2017年1月12日

 

調査経路はこちら。 


 ムーチービーサもなく、暖かい日が続いています。今夜はほとんど風もなく、陸より海の中の方が暖かく感じられます。中程の岩の周囲は、細かい砂がなくなり、少し深くて礫だらけになっています。5番目の岩の周囲は、砂が大きくえぐれた水たまりがさらに増えました。この辺りのリュウキュウスガモには、実がたくさん付いています。岩の表面のヒトエグサ(アーサ)は、まだあまり成長していません。水中のホンダワラ類は長いままですが、イソスギナの集団は軸だけになったところもあります。以前スキゲヒバリを観察していた盛り上がった場所は、砂が流されて平らになり、周囲と見分けがつかなくなりました。
 今夜も、スベスベマンジュウガニがたくさん出歩いています。イモガイの仲間も目に付きます。今日もタツナミガイが2尾つらなって歩いていますが、卵塊はまだ見つかりません。環境省によると、石西礁湖のサンゴは白化後に大部分が死んでしまったようですが、ここの陸近くの水路の小型ハマサンゴは、元気な色をしています。