ホーム生き物図鑑 海を歩こう海日記リンクお薦め本

 

観光ガイド本にはほとんど載っていない、
沖縄島南部の自然海岸(2007年頃)

更新:2012年05月10日 0:21


 

喜屋武の白い砂浜喜屋武岬荒崎海岸のドルメン平和創造の森公園米須海岸ギーザバンタ港川海岸具志頭海岸奥武島玉城海岸百名ビーチ知念崎知名崎仲伊保兼久島佐敷干潟

 

喜屋武岬から佐敷干潟までの海岸線にマウスのポインタを合わせると、
場所の名前が表示されます。 探して見て下さい。
そこでクリックすれば、説明にジャンプします。

2007年の海には、今でも自然が残っているのでしょうか...。


 

喜屋武の白い砂浜

喜屋武でも西に面するこの海岸は、南向きの海岸とは異り、
礁縁も遠く、波あたりも静かで、白い砂浜と自然の海岸植生が続きます。

 

砂浜に広がるグンバイヒルガオ 


 

喜屋武の岩礁海岸

広い岩礁平原には、無数の浅いタイドプールがあります。
沖にある岩が波を防ぐため、波の静かなタイドプールもあります。

 

沖の岩の外側の岩礁平原 


 

台風中継でおなじみ、荒崎海岸のドルメン

喜屋武岬の平和の塔から左前方に見える岬で、先端近くから岩礁性海岸に出る事ができます。
岬の近くには、大きな琉球石灰岩を加工して作ったといわれるドルメン(ブルトン語で dol は机、
men は石。いくつかの石を組み合わせた上に平たい石を載せた石造物)があります。

  

左:岬の先端から平和の塔を望む。  右:ドルメン。右奥には平和の塔。


 

サーファーにはおなじみ、平和創造の森公園地先

平和創造の森公園から荒崎海岸にかけては、波も強く、礁縁も近いため、
南東からの波が来る時は地元のサーファーで埋め尽くされます。

 

 

ウミガメも産卵にやってくる美しい砂浜、米須海岸

大度海岸の南の端に位置し、美しい砂浜と、アダンなどの海岸植生が残された
海岸です。4WD車両が乗り入れたり、最近では海岸林が伐採されており、
環境への影響が懸念されます。

 

車の轍がはっきりと残る砂浜 


 

隠れたサーフスポット、ギーザバンタ

水の豊富なこの場所は、切り立った崖を伝って淡水が直接海に流入します。
海岸線には巨大な岩がゴロゴロしていますが、波も強く礁縁まで近いので、
サーフスポットとなっています。

 

大小のタイドプールの中を小魚が泳ぐ 


 

何処までも続くフラットな岩礁 地帯、具志頭海岸

礁縁まで続く琉球石灰岩の岩礁には、大小無数のタイドプールが絡みあいます。
南に進むと礁原は狭まり、ギーザバンタに続きます。

 

 

 

琉球石灰岩の石切り場跡が残る、港川海岸

海岸にあった琉球石灰岩が波で削られて平らになり、フラットな礁原を
作っています。 現在も削られ続けている海岸線は、ノッチと呼ばれています。
琉球石灰岩を切り出した四角い跡も見られます。

 

琉球石灰岩を切った跡は、右手のノッチ上にもある 


 

ハーリーとアーサ採りで有名な、奥武島

島の周囲は護岸で囲まれていますが、外洋側は平らな岩礁海岸となり、
礁縁まで歩いて行けます。春には、岩の表面がみどりのアーサで被われます。

 

 

 

内湾的な環境からリーフエッジまで変化する、玉城海岸

奥武島によって内湾的な環境が作られる岸近くから、
沖に白波の立つ波あたりの強い礁原まで、広い範囲で潮間帯が出現します。

 

潮が引いて干潟が露出し、沖にはリーフエッジが見える 


 

白い砂浜と自然の海岸植生が美しい、百名ビーチ

神様が上陸したアマミキヨの伝説が残る神聖な場所。
ヤハラツカサや浜川御嶽もあり、地元の方々によって
大切に保護と手入れがされています。

 

護岸の無い白い砂浜が続く 


 

タイドプールもたくさんできる、知念崎

リーフエッジが近く、護岸の外の砂浜からすぐに礁原となります。
タイドプールには海草も生え、様々な生き物が手軽に観察出来ます。

 

 


 

白い灯台に素焼きの赤いシーサーが映える、知名崎

すぐ近くに久高島を望む、岩礁性の海岸です。
砂利交じりの砂浜には大きな転石が多く、
沖縄で一般的な、リーフにつながる岬とは環境が異ります。
ティダ御川は、東御回りの御拝所の一つです。

コンクリートの道の先には、ティダ御川 


 

佐敷で唯一、砂浜に続くモクマオウ林の残る仲井保

高潮対策として砂浜を埋め立てた護岸が次々と造成される中、
ぽつんと取り残された感じです。
天延記念物のオカヤドカリ類が上陸できる、
砂浜がモクマオウ林へとつづく貴重な場所です。

手前は長い防波堤、林の向こうにも堤防 


 

マングローブ湿地を内に抱くモクマオウ林、兼久島(築島)

米軍の浚渫によって出た土砂を盛り上げられた兼久島(写真中央奥)。
長い年月を経て砂が少しずつ岸側に流され、 海岸との間に
マングローブ干潟が出来上がりました。
マングローブで見られるシオマネキ類やウミニナ類が観察できます。
富祖崎まで足を伸ばせば、シオマネキやトカゲハゼなどの
貴重な生物も観察が可能。

 


 場所によっては泥が深いので注意

 

サラサラの砂が広がる内湾干潟、佐敷干潟

ミナミコメツキガニがたくさん生息しています。
砂を掘れば、 ニッコウガイ科の二枚貝なども採れます。
2004年は例年になく、リュウキュウアリソガイが多く見られました。

 

砂が非常に細かく、素足で歩くときもちいい 


写真や文章は、勝手に使わないで下さいね。 ご意見、ご質問は、まだお受けできませんm(_ _)m。  悪しからず。

                    ▲ Top ▲