◎佐敷の干潟はこんなところ
写真をクリックすると、砂洲の経年変化がわかります↑
2012年2月24日:南城市一斉清掃ということで、佐敷干潟でクリーン活動が行われました。
2011年11月20日:Mは午後から、県民環境フェア in 南城市!のあと片付け。
今年は企業の展示が少なく、NPO等の活動紹介が多かった様です。
メインはハルサーエイカーのアトラクション?
終わってみると、食べ物の食器も、会場内で靴を持ち歩くビニール袋も、
全部がまとめてゴミ箱に....。
ごみを分別して片付けたみなさん、お疲れさまでした。
県民の環境意識向上のイベントだったのに...。
2011年11月19日:午後から、県民環境フェア in 南城市!の準備で、南城市玉城の総合体育館へ。
パネルに写真と解説を張って、準備よし。
2011年10月30日:南城市役所のロビーの干潟の写真展、昨日で終了いたしました。 今日は片付け。
写真展を見に来てくださった皆様、ありがとうございました。
2011年10月21日:お昼すぎから、南城市役所のロビーで、干潟の写真展のミニガイド第2弾。
2011年10月18日:お昼前、南城市観光協会の方々に佐敷の干潟を説明して歩きました。
民泊のお客さん向けの干潟ガイドをやって欲しい...との事でしたが、
不定期な依頼にいつでも安く対応できるわけではないので、お断り。
やはり、地元の方々が「分かりやすく説明する技術」を身につけて、
地元のくらしを自分の言葉で紹介できるようにならなければ、
本当の観光にはつながらないのではないかと思います。
2011年10月10日:Mは、佐敷干潟と遊び学ぶ、しあわせまねきの会の10周年企画、
環境劇「ゴミ捨て山で逢いましょう」を見にいきました。舞台を務めるのは、劇団「賞味期限」。
以前にも増して、面白く進化してたそうですよ。
2011年10月6日:お昼すぎから、南城市役所のロビーで、干潟の写真展のミニガイド。
市役所の方、環境問題に興味がある方、通りすがりの方、小学校の校長先生、
新聞記者、環境省関係者など、入れ替わり立ち替わり、干潟の生き物写真の説明を
聞いてくださいました。1時間の予定が2時間以上もしゃべりっぱなし〜。
たくさん質問して下さったみなさま、ありがとうございました。
2011年10月3日:写真展のキャプションの不足を追加し、わざわざ内地から見に来られたKさんを
佐敷の干潟にご案内。ちょうど満潮で干潟には出られませんでしたが、築島の内側の
マングローブを護岸から眺めながら、カニやハゼの説明をしました。
2011年10月2日:3日からの写真展の設営です。10時に市役所に行ってみると、すでにKさん一家が
ロビーにパネルを設置済み。朝早くから、お疲れさまでしたm(_ _)m。
我々はTさんと一緒に写真を適当に配置し、押しピンでパネルに固定。結構手が痛い。
昼過ぎまでかかって写真のキャプションなどを貼り付け、とりあえず準備は完了。
6日は12時半から1時間ほど、干潟の写真についてのお話をします。
2011年10月1日:3日から南城市役所大里庁舎で始まる、佐敷干潟と遊び・学ぶ しあわせまねきの会の
10周年記念写真展、『よみがえれ!佐敷干潟 〜2010年重油流出事故の前後〜』
の準備。プロ・カメラマンのYさんが撮影した、佐敷干潟に暮らす鳥やカニや魚の写真を
沢山展示します。 佐敷にはこんな生き物もいたの?!と、びっくりしますよ。
10月29日までロビーに展示してありますので、手続きのついでに是非ご覧下さいませ。
2011年5月8日:佐敷干潟と遊び・学ぶしあわせまねきの会のウェブサイトの
アドレスが、新しくなりました。重油漂着記録は、現在移動作業中です。
追記:サーバの容量の関係で、写真は移動できませんでした。すみません。
2011年2月27日:昨年10月末から年末まで撮り溜めてあった、佐敷干潟の
重油漂着の記録写真。佐敷干潟と遊び・学ぶしあわせまねきの会の
重油漂着記録のページに、組み込みしました。ちょっと重いです。すみません。
とりあえず写真を並べただけで各写真にはコメントがありませんが、
2ヶ月間の動きや変化はおおよそ分かっていただけるのではないでしょうか。
12月18日:お昼前、シュガーホール方面
の定点撮影。クロツラヘラサギが1羽。
トックリキワタの花は盛りを過ぎた感じで、小さな実がぶら下がってます。
重油の付着は、もうあまり変化が見られない。泥を塗った所とそのままの所では、
やはり油の落ち方に差がある感じ。 寒いからか、干潟の表面
にカニは少ない。
砂団子がまばらにあるので、すでに食後の休憩か。 築島からシュガーホールの
方向に伸びる砂嘴がさらに伸び、護岸に届きそうな感じ。北風で砂が吹き寄せ
られているのだろう。
12月4日:昼前から昼過ぎまで、久原から新開にかけての海岸をチェック。
久原の護岸や消波ブロックには、まだ油がこびりついています。
貝殻の表面に重油を付けたままの巻き貝も、多数分布。
佐敷中学校裏手の築島のマングローブ域では、数人が何やら調査中。
トカゲハゼやシオマネキの生息域を歩き回って、足跡を付けてます。
いつも観察していたカニ穴の1つは踏みつぶされてしまいました。
二次的環境撹乱。
二次的撹乱といえば、干潟のゴミを回収するために使われた運搬車の
キャタピラの轍は、1ヶ月経った今も干潟の表面に残っています。
新開の水路で魚を狙うサギの羽には、相変わらず重油がまだらに付着。
でも、心なしか、油の色が少し薄くなったかな?
同じく新開では、マングローブの幹にまとわりついた重油に干潟の泥が塗られ、
一見すると重油がきれいに落ちた様にも見えます。
シュガーホール横のトックリキワタが満開! 青空と白い雲をバックに
ピンクと黄色の花弁が輝いてます。
11月29日:朝のうち、シュガーホール方面
で定点を撮影。
11月22日:朝のうち、シュガーホール裏〜久原の海岸の様子を見に行きました。
久原の消波ブロックのすき間に溜まっていた重油は殆どが回収してありましたが、
人の手が入りにくい部分では、まだまだ大きな油の塊がベットリと....。
もしかしたら、ブロックのすき間に残っていた重油が、波によって護岸の方に
出てきたのかもしれません。そうならば、この海岸にはまだ沢山の重油が残っており、
少しずつ溶け出る事で環境への影響も長期間に及ぶ事が考えられます。
シュガーホール裏の辺りは、カニもトカゲハゼもほぼ以前と同じ様な感じ。
重油漂着から1ヶ月も経ち、油は殆ど見えないので、今後大きな変化はないだろう
と思われます。なお、護岸の消波ブロック表面の重油が殆ど洗い流されたためか、
貝殻に重油が付着した巻き貝がどこからか出てきて、消波ブロック表面
の藻類を
食べているのが観察されました。海の様子は落ち着き、新たな段階に入ったのかな。
今後は調査間隔を空けてもよさそう。
11月19日:重油の影響モニタリンググループから、一両日中にサンプリング
してほしいとの連絡。しかも、どうやるのが良いかと言う相談も。
何をやったらいいのか、どうやったらいいのか決まらない状態で
調査を依頼するなんて...。でも、そろそろサンプルを集めておかないと
流出から1ヶ月経ってしまって、重油の影響がわからなくなりそう。
仕方がないので、夜の9時から干潮に合わせて採集に....。雨だ。
コントロールとして泡瀬のサンプルも採集し、家に帰ったら3時。
11月15日:シュガーホール裏の様子見。
11月12日:朝のうち、シュガーホール裏の様子見。ほぼ潮が満ちていて、北風で
ホンダワラ類が沢山吹き寄せられてます。少ないながら、廃油ボールもチラホラ。
11月8日:シュガーホール裏まで、干潟の生き物の様子を見に行きました。
シュガーホール方面は、マラソンの後片づけが進行中。干潟では、カニ達がご飯中。
油が浮いた砂以外の部分は、一面きれいに食べてます。
コンクリートの泥パックは、どうも意味があるらしい。油の付いた所に
クチャを付けて擦ると油が落ちやすいので、除去作業ができないマラソン期間中に
クチャの塗布実験をしてみた様です。で、雨や波で泥が剥がれた所は、
油も一緒に洗い流されて、少しきれいになっているとの事。クチャ、すごいです。
残念なのは、塗布前後の詳細な記録がない事。これでは、泥塗ってごまかしてる...
と言われても、説明ができないけれど?
11月6日:シュガーホール裏まで、干潟の生き物の様子を見に行きました。
相変わらず北風が吹いて寒いのですが、干潟ではカニやハゼが餌を食べてます。
砂の中の二枚貝類は、大丈夫だっただろうか。
重油で汚れた波消しブロックには、干潟の泥が塗りたくられてパック中(笑)!
コンクリートに対しても、クチャは美白効果
があるのかな〜?
11月3日:シュガーホール裏〜新開の状況を確認。漂着ゴミは殆ど撤去され、以前より
綺麗になっています。干潟のスナガニ類は、殆ど変わりのない様子。
二枚貝類が干潟の表面でいくつか見られたのは、台風の影響が残っているのか?
築島の内側にあったノコギリガザミの巣の入り口では、カニが息絶えていました。
新開の護岸では、お湯の出る高圧洗浄器を使って、コンクリートに付着した
油を落としています。見える所なので、住民からの苦情が多いのでしょう。
高温のお湯で洗浄すると生物学的なダメージが大きいので、オイル事故処理の
専門家の指示で、温度を低めにして注意深く作業しているとの事でした。
佐敷の海岸の階段護岸や波消しブロックに付着したオイルは、削り取ってあります。
熱帯海域はバクテリア等による分解速度が早いので、薬剤や高温で処理するよりも
削り取る程度の作業の方が、自然環境への影響がトータルでは少ないのかもしれません。
11月1日:シュガーホール裏の状況を確認。干潟の海藻はきれいに撤去され、
重油は護岸のブロックに付着するのみ。築島の周囲の漂着物は、重機により
撤去されていました。台風で重油が飛び散った木々も、伐採されて一緒に撤去。
築島の周囲だけでなく、内側のマングローブも一部は伐採されています。
マングローブの隣の岸に生えた草が重油で黒くなていましたが、
これも刈り取られています。
干潟には、昨日やって来たと言うクロツラヘラサギの幼鳥?が2羽。
潮が引いた干潟の水路で、並んで餌を探していました。サギ類の一部には、
重油が体に付着した個体もいたとの情報もありました。
10月29日:台風も去り、中城湾内の重油が外洋に出ていないか、奥武島から
新開まで、南城市の海岸の状況をチェック。奥武島、中山、玉
城、
新原、百名ビーチ、アージ島、志喜屋漁港、具志堅漁港、知念漁港、
久手堅漁港、知念岬、ぽらんのひろば下、安座真サンサンビーチ、
知名崎では、海岸に重油は見られませんでした。安座真漁港〜知名海岸は、
台風のうねりと風で海岸に近づけず、詳細は不明。
海野漁港では、北風に吹き寄せられた大量の流れ藻を、多数の作業員の
方々が回収中。重油吸収シートを探して、流れ藻をつつくだけの人々も。
一部では、消波ブロックのすき間に入った海藻を集めています。
海野から久原にかけての護岸と消波ブロックのすき間には、
重油をタップリ含んだシートが沢山挟まってます。消波ブロックの
表面にも、黒豆サイズの重油が点々と付着。この辺りが一番ひどい。
これに続く仲伊保にかけての階段護岸には、油の付着はそれほどありません。
重機が入って砂ごとオイルを回収した仲伊保の砂浜には、
新たな海藻と直径5〜10cm程度のオイルの塊が点在。
シュガーホール裏には台風で大量の流れ藻が溜まっていますが、
オイルは殆ど含まれていません。毎年冬に流れ着く流れ藻の掃除は切りがない。
知念中学校裏の築島では、内部にあるマングローブや砂浜の植物に、
あい変わらずオイルがベットリと付着しています。ここは泥が柔らかいので
まだ手が付けられていません。泥の表面ではトントンミーやシオマネキ類が
活動していましたが、近くには油膜も見えます。
新開の水路に生えた背の低いマングローブに付着したオイルは、
枝ごと回収されていました。マングローブからオイル類が流出しないように
水路の両側にはオイルフェンスが設置されていました。
10月27日:午前中に、佐敷干潟の重油の状況を見てきました。
重油回収作業に呼び出された下請け業者の方々が、油まみれになりながら、
強い風と雨が吹きつける中で作業を続けていらっしゃいました。
いちばん油がべっとり付着していた中学裏のマングローブ林は、
まだ手付かずの状態。今朝は昨日よりも満潮水位が高くなったらしく、
マングローブの入り口にあった油の塊は、林の奥の方まで広がって
います。昨日のうちに少しでも処理してあれば...。
油膜の広がる干潟の上を、トントンミーが歩き回っていました。
重油回収現場は情報が錯綜しているようですし、現場の責任者も
現状を十分には把握できていない感じ。
私同様、市の職員も、環境省の職員も、ただただ見守るだけ。
10月26日:佐敷の知りあいから重油漂着の知らせがあり、
干潟を見に行きました。佐敷中学の裏のマングローブ林では、木の根に
重油とホンダワラ類が絡まってます。波打ち際の草にも重油がベットリ。
ほぼ満潮に近い時間だったので、トカゲハゼやシオマネキはすでに
穴の中でしたが、今後大丈夫だろうか。台風の影響も心配。
中学の運動場の方に行くと、さらに油臭い。重油をタップリ吸った
マット?が点々と漂着し、それから黒い油がネットリにじみ出てます。
シュガーホールの裏よりもひどい感じ...。こちらはまだ手付かず。
そして夕方の5時になり、油回収作業の方々の勤務時間も終わり、
帰ってしまいました。今は非常事態ではないのかな??
過去の重油流出事故での間違った対応や環境への影響、海水中での
重油のふるまい等については、「海洋学」の515ページ、15章の
「海洋における人間の存在」に詳しく載っています。
15-1 汚染とは何か?
15-2 海洋中の炭化水素
BOX15-1 トリー・キャニオン号事件
BOX15-2 生物による環境修復
BOX15-3 エクソン・バルディーズ号の原油流出
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