2008年度、港川小学校の4年生の「総合学習 のまとめ」の記録です。       ▲カーミージーの海に戻る▲

 

5月28日:大変遅くなりましたが、港川小学校の4年生が西洲で行った
     「生き物救出作戦」についての感想文をいただいたので、掲載します。

     私たちにとって ゆたかな暮らし ゆたかな心とは 何でしょう?

      命って?  生きているとは?

     もう大人になってしまった、あなた....。 彼らの感想文を読んで 何を始めますか?

5月21日:「生き物供出作戦」の感想文の、残りのクラスの分をいただきました。
     近日中に、ネットに掲載しますね。

3月28日琉球新報コラム「金口木舌」カーミージーでの活動の記事が掲載されました。

3月27日:27日の琉球新報の20面 「琉流」に、港川小学校の子どもたちの環境教育に関する
       記事が載りました。必読!デスョ。

3月16日港川小学校の総合学習のまとめの感想文をいただきました
      2月26日の下見の時の生き物の写真を見ながら先生のお話を聞いた感想
      3月3日に浦添市の担当者からの説明を聞いた感想
      3月5日に移植の難しさや問題点について鹿谷から話を聞いた感想
      3月11日に救出作戦を行った時の感想文は入力するのに時間が....。

      3月3日の埋立概要説明授業の中での質疑応答は、こちら

     感想文を読むと、この総合学習を通じて、自然に対する子どもたちの認識が
     一気に深くなっていくのがわかります。でも、子どもたちに大人の都合を押し付けて、
     命の問題の解決策を考えさせるのは、もうこれっきりにしたい。

3月13日:沖縄タイムスに、11日の授業の記事が掲載されました。
     生き物を守るためには、安易に移植するのではダメで、生き物の住める環境を
     そのまま残すことが必要です。
      移植先としては自然の豊かな場所が選ばれますが、そこには最初からそこに住んで
     豊かな自然を創っている生き物がいます。移植するなら、移植先の生き物のことも
     しっかりと考えておく必要があるのです。
      今回の様に、まともな事前調査もせず、決定から実行まで2週間しか無い様なイベントは、
     タイムスの記事にあるような「知事意見文化財保護法に基づく保全措置」とは
     言えません。 実際、総合学習のまとめとして作り上げるので精一杯でした。

3月12日琉球新報に、昨日の授業の記事が掲載されました。
     新聞の記事には「Nが移動計画策定に協力」とありますが、Nが提案した計画
     時間がかかりすぎるとの理由から不採用でした。まあ、2年計画でしたからねぇ...。
     西海岸開発局は学校側に直接参加を依頼し、学校側から私たちにサポートの
     依頼が来たので、私たちは学校の総合学習としてお手伝いをさせていただく事にしました。

      そんなわけで今回のイベントでは、移動した生物の種数、個体数、性別 、
     成長段階等、移植結果 を検証するために必要なデータ類はいっさい記録せず、
     子どもたちの環境学習の総まとめとしてふさわしいようにアレンジしてあります。

      Mは移動された生きものの事が気になって、カーミージーに行ってきました。
     以前は見かけなかったナマコ類やカノコガイ類はなんとか見つけられても、
     その他の生きものはどれが移動した個体なのかわかりませ〜ん。

     なお、うちにはテレビが無いので、河川環境シリーズが見られなくて残念!

3月11日:港川小学校の子どもたちと一緒に、西洲の海岸に埋められてしまう生きものを
     救出に行きました。海岸では、市の職員や工事関係の方々が大勢でお出迎え。
     簡単な説明のあと、みんなで海岸に下りて生きものを探します。埋立予定地内の
     カノコガイ生息場所の1つは、不発弾探査で掘り返されてしまい、数が激減してました。
     子どもたちは、カノコガイの他にも、オニイボナマコ、 イソハマグリ、カンギク、
     スナヂャワン、ムシロガイ類、イソガニ類、スナガニ類、テッポウエビ類、
     アマガイ類、アマオブネ類、イシダタミ類、ウミケムシやホシムシ類まで、
     いろいろな生きものを捕まえて、 カーミージー側の海に放しました。

      熱帯の海の生態系を考えると、種類も少ないし、つかまえた個体数も
     子どもたちが各自数匹程度ですから、「自然に配慮した埋立事業....」と
     言える内容ではありません。でも、子どもたちは、生き残るかどうかわからない
     「命」を取り扱った事で、様々なことを考えたようでした。

     生きもの救出作戦の様子は、3月12日夕方6時20分頃から、OTV河川・環境
     シリーズで放送予定です。お楽しみに。

     琉球新報に、3月5日の授業の様子が掲載されました。

3月10日:MとNは、港川小学校で、海の生きものの見つけ方と集め方のお話。
     いよいよ明日は、埋立予定地の生きものを移動させます。
     砂浜の生きもの、岩場の生きもの、潮だまりの生きもの、それぞれを
     間違わずに同じ環境に放してあげられるように、集め方を説明しました。

      これまで子どもたちは、海岸域の埋立に伴う海洋生物の移植の問題について
     いろいろと考え、ずいぶん成長してきました。授業のたびに書かれる
     感想文からは、彼らの視点の変化が読み取れます。

3月5日:MとNは、港川小学校で、海の生きものについてのお話。
   これまで子どもたちが続けてきた環境学習活動が、 カーミージーの
   埋め立て面積を減らし、道路の一部を橋に変えさせた事を報告。 その後、
   生きものを移動させる「むずかしさ」について、わかりやすく説明しました。
   生きものを無計画に捕まえて放すと、放された場所に元からあった生態系も
   バランスが崩れてしまいます。

    琉球新報に、3月3日に浦添市西海岸開発局が行った授業の記事が、
   「人が奪う命 人が救う命 浦添市立港川小、埋め立て事業から学ぶ」と題して
   掲載されました。
   大人の都合で壊される自然。 矛盾を見抜いて素直に質問する子どもたち。
   子どもたちの質問とそれへのお答えは、こちら

3月3日:港川のカーミージーで海の環境学習を続けてきた港川小学校の4年生に向け、
   浦添市西海岸開発局が道路敷設事業の概要説明を行うとの事で、参観に行きました。
   完成予想図や図面の見方の説明が全然なかったので子どもたちは困っていましたが、
   それでも20分間、専門用語を交えた説明をとても集中して聞いていました。

    びっくりしたのは、子どもたちからの質問の内容。
   素直な視点から発せられる質問は、一般の大人の質問と同レベルかそれ以上!
   これまでの総合学習でおこなってきた活動内容が活きてます。
   子どもたちの質問に対する市のお答えは、責任を他所に預けたりして、
   ちょっと歯切れの悪い所もありました。 質問とそのお答えは、こちら。

    琉球新報には、2月26日に浦添市と共同で行った埋立予定地の下見で見つかった
   準絶滅危惧種のレモンカノコについての記事が掲載されています。

    なお、埋立が始まる事を知った子どもたちの感想文をいただきました。
   これまでの海の観察会の感想文よりも長く、しかもしっかりと
   自分の意見を示してあります。こちらは、入力が済み次第掲載したいと思います。

2月26日:港川小学校の今年度の環境教育のまとめのイベントのために
   先生達と一緒に埋立予定地の下見に行きました。→写 真
   普段は見られないナマコや貝が沢山!
   岩場には、ブルーのルリマダラシオマネキも居ます。
   現地を視察し、 観察会当日の活動時間を考えると、
   子どもたちに埋立の是非を 考えさせる所までもって行くのは
   ちょっと難しい...と言う事が判明。
   今回は、埋め立てられる「海」を記憶に残してもらう事しかできないのかな〜。
   子どもたちが自分で捕まえて放すのは、移植とは言えないしね...。
   と言う事で、3回行う事前学習の内容を、一部再構成する事にしました。

2月24日:港川小学校にて、カーミージーでの今年度の環境教育のまとめについて
   打ち合わせを行いました。埋め立てられてしまう生きものをどうすべきか、
   移植の是非についても触れながら、子どもたちに自分の結論を出してもらいます。

 

 

▲カーミージーの海に戻る▲      2月24日以前の動きについては、こちらをご覧下さい。