午後は、Australia Boyne Island Environmental Education Center センター長のDr. David Kopelke PSM(澳洲柏伊恩島環境教育中心的校長 David Kopelke PSM博士)。40年以上もサンゴ礁の環境教育に携わってきた教授は、配布資料だけでも120ページもあります。

 

 コーラルウオッチ等のプログラム、サンゴポリプ説明用に3Dプリンターで特注した模型、調査活動等のリスク管理のプログラム、簡単な実験装置、バーチャルリアリティーセット、サンゴ礁の食物連鎖のアクティビティーなどなど、たくさんの展示もあり、参加者みんなでいろいろと試してみました。

 このあと、ちょっとお茶休憩。ケーキやお茶、地元で採れた海藻で作ったスイーツなど、おいしくいただきました。

 続いては、關渡自然公園の謝 牧鄉さんによる、icolal 愛珊瑚の活動結果報告。

 そして、與人環境 Dauding co., ltd 執行長 王 喜青さんにより、サンゴ礁保全に関わるアンケート調査の結果報告が行われました。アンケートの中では、ダイビングショップの方々が、サンゴ礁保全について最も意識が高い傾向が見られたそうです。

 最後に全体の質問時間があって、ワークショップは無事終了。発表者、スタッフ、参加者のみなさま、ありがとうございました。お疲れ様でした!

 ワークショップ終了後、廖 運志さんに、半島の先にある実験所と埋立地を案内していただきました。ここは、夏になるとダイビングショップとお客さんで大混雑となり、海の利用についてはいろいろ課題もあるとのこと。漁業者、ダイビングショップ、科技博物館が集まって、地域の海の利用についての話し合いが続けられているそうです。この日は寒くて人影もまばら。台風の接近で風が強く、海岸の岩肌に大波が打ち付けて、白い波しぶきが高く上がっていました。

 この日は、また台北市内に戻って宿泊。明日は半日かけて、台湾南端にある國立海洋生物博物館に移動です。