今日、Mは宜野湾市の大山小学校へ。

PTAの学年行事として、6年生のみなさんと環境学習を行うことになりました。

Mは少し早めに宜野湾に行って、まずはトロピカルビーチへ寄り道。

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環境学習と言っても、今回は冬場なのでフィールドワークはなし。

スライドで地元の海の話をするのですが、この人工ビーチの先には

実は自然のサンゴ礁が残されているんです。

この写真の、白波が立つ内側の茶色っぽい部分。

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こういう写真もスライドに織り交ぜてお話しします。

 

そして、大山と言えばターンム畑!

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ターンムの葉っぱ、きれいですねー。

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そして湧水。

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湧水、ターンム畑、それにサンゴ礁は、

宜野湾の西海岸に特徴的な自然のしくみを説明するのに

とても素晴らしい材料なんですよね。

 

さて、午後、体育館に6年生のみなさんが集まりました。

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さすが6年生、行動もすばやく、話を聞くのも上手です。

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体育館の明かりの具合が難しくて、スライドがちょっと見えにくくなってごめんなさいねー。

でも、みなさん5校時はしっかりと、沖縄の海の自然、そして宜野湾に残された

自然についての話を聞いてくれました。

 

実は打合せのときにPTAの方から、「環境学習と、地域の伝統文化を組み合わせた

内容にできないかな?」という相談があり。

そこで、6校時はちょっと趣向を変えて、

「大山の自然環境で自分たちが好きなもの、残していきたいもの」

というお題で、琉歌を読んでもらうことにしました。

まずは個人で言葉を考えてもらい、

それをクラスごとにまとめて1首作ってもらうことに。

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各クラスで輪を作って、何だかいい風景です。

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PTAのみなさんにも、輪になって琉歌を詠んでいただきました。

しかもばっちりウチナーグチで!

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できた?どーする?とみんなで言葉を選び中。

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Mは、今回はあまり作業の方法を細かく指示しませんでした。

6年生だし、もう自主的にできるはず!

… とはいえ、最初はちょっと戸惑わせてしまったかもしれません … ごめんね。

クラスによって、先生がしっかり入ってグループ分けしたり指示するところもあれば、

子どもたち自身に任せているところもある。

それでいいかな、いろいろなやり方があっていい、と思って、

なるべくじっと見守っていました。

 

いや、できるものですねー、子どもたち。

ちゃんと各クラス、1首ずつ発表してくれました。

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後ろで見てくださっていた校長先生も、一首発表?!

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PTAの皆さんからも作った歌を発表していただいて、

最後に役員の方々へお礼のご挨拶。

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環境学習、ただ一方的に勉強するだけではなくて、

その時に感じた思いをこうして言葉に紡いで行ってもらう、というのも

良いものだなーと、改めて思いました。

 

6年生のPTAの皆さん、先生方、そして子どもたち、

どうもありがとうございました!

 

学校から見えるターンム畑と、その向こうの海。

 

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なかなか他にはない、素敵な環境だと思います。

実は海岸線はほぼ埋め立てられており、これからさらにもう少し

周囲が開発される計画もあるけれど、

地域の原風景が子どもたちの胸の中に残るといいな?と思いました。