昨日はNが、今月分の 定点調査 に浦添のカーミージーへ行ってきました。

少し雲があったおかげで、暑さがちょっとだけ過ごしやすかったです。

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護岸のすぐ外に、現代の貝塚。たくさん獲れましたねぇー。

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それだけ豊かな海ということだけれども、潮干狩りのときは

乱獲にならないように、小さい貝は海に残しておいてくださいねー。

 

さて、西海岸道路の工事はこんな具合。壁も柱もずいぶんできてきました。

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調査はいつものように、目印の岩をたどって海草藻場の写真を撮ります。

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海草類はおおむねいい感じ。暑さで傷んだ感じもありませんでした。

葉っぱの上に住む巻貝類もたくさんいましたよ。フトコロガイの仲間や、

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ハシナガツノブエや、

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クサイロカノコ。

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葉っぱの表面をかじった痕が見えるかな。

 

トゲアナエビも元気でした。葉っぱをちぎってあげてみる。

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5番目の岩から、全景をぐるーっと撮ってみます。

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このあたり、去年から砂が移動して溜まって真っ白だったんですが、

表面にマツバウミジグサやウミヒルモが生えて、海草藻場らしくなってきました。

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それと同時に、砂の中に潜る貝たちも増えたかな。

ムシロガイの仲間、アワムシロ。

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死んだ生き物を食べてくれる、砂地のお掃除屋さんです。

 

穴から片目を覗かせているのは、メナガオサガニ。

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中程の岩礁の砂利地帯にいました、ルリマダラシオマネキ。背中側と、

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お腹側。目に、まつ毛。見える?

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岩場に何か白いもの … ?

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えーっ、ヒメジャコが真っ白!?icon_eek.gif

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シャコガイの仲間はサンゴと同じように、

表面に広げた肉の部分(外套膜)に褐虫藻という植物プランクトンを

共生させているのですが、どうやら褐虫藻が全部抜け出して、

白化している模様 … シャコガイのこんな白化は初めて見ました。

なんでだろう … 暑かったのかなぁ?

 

帰り際、イモガイの貝殻を見つけました。ツボイモ。

これはもう死んで殻皮も剥がれていますが、生きているのは獲ったら危ないですよ?。

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この日は他に、ソデカラッパもたくさん見られました。

 

家に帰って一息ついて、

夕焼けが … すごい色?!

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燃えるような雲でした。

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海も空も、美しい様子が見られるのは嬉しいですね!