まず、浅いトレーに採集したものを広げて、プラスチックとそれ以外の自然物とに選り分けます。 図 3.10-11

 ここで、数を数えてもいいですし、もっと分けたければ、発泡スチロールのつぶ、ペレット(3〜5mmくらいの白っぽい半透明の丸いつぶ。プラスチック製品の原材料)、かたいプラスチックのかけら、ビニールのかけら、せんい状のかけらなど、わかる範囲で区別して数を数えてみましょう。

 それぞれのプラスチックの数を数えたら、いろいろな砂浜でくらべてみましょう。浜によって、数や種類がずいぶんちがうことがわかると思います。 表 3.10-1、図 3.10-13〜15

 砂浜の長さを地図で調べて、25cmの枠の中のデータを使って、浜全体にあるマイクロプラスチックの量を計算してみましょう。その砂浜だけで、いくつくらいのマイクロプラスチックがあるのか、おおまかに予想できます。
 でも、正確に知るには、同じ浜の右側や左側、波打ち際から陸近くまで、何か所も採集して、全体的なプラスチックの偏り具合も調べる必要があります。