ウミヒルモ Helophila ovalis
楕円形の柔らかい葉がかわいい。海草の中では、空き地に最初に広がっていく
パイオニア植物。ジュゴンが一番好きな海草。葉は小さく、柔らかい。
ジュゴンは、根まで掘りだして海草を食べる。そしてまた空き地にはウミヒルモが…。
葉の大きさは1cm未満が多い。最近は新種も発見され、沖縄には何種類も
分布することがわかった。干上がると、葉は地面に張り付く。
リュウキュウスガモ Thalassia hemprichii
葉の幅は1cm程で、長さはさまざま。 葉の付け根は、茶色い古い葉で覆われる。
葉の先端は丸く、葉自体がゆるく湾曲しているのが特徴。
よく見ると、葉の付け根に毛に覆われた果実がなってます。
右の写真は、花ではなくて、果実が割れて種が出たあと。
掘りだして泥をおとしてみると、果実はこんな感じになってます。
果実の中には種子が2つ。これはまだ少し若い果実。
近くには、発芽した種子もありました。
海草の多くは、芝生の様に地下茎を伸ばして生息域を拡大します。
遠くに分散するときには種子が流れていって発芽します。
葉の先が切れているのは、アオウミガメが食べたあと。
沖縄のイノーの海草藻場の多くは、リュウキュウスガモの藻場でした。
続く…。
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