今日は、時々スコールが通り過ぎました。でも、なぜか、うちの辺りは、降らない。
午後から、出前授業で使う写真を撮影に、砂辺の海岸に行ってきました。
こちらも、近所をスコールが通過中!
学生時代(30年くらい前かぁ…)は、よく泳いだりしていたのですが、
今は護岸も新しくなり、道路脇の植え込みも成長して、
海岸通りの景色はずいぶん変わっています。
護岸の所々に作られた階段を通って、アオサ類が残る岩場に下りると….
いました。イソアワモチの仲間。岩の表面の藻類を食べる、貝殻を持たない貝の仲間。
右側はひっくり返したところ。上の方に2本の目、目の下には平たい口元、
その下には砂が付いた長い足の裏が見えていますね。足の下の辺りには、お尻の穴…。
お尻の穴に見えますが、この奥には鰓があって、ここを開いたり閉じたりして
空気を中に取り入れて呼吸するんですよ。
他にも、貝の仲間が見つかります。
潮溜まりに繁るアナアオサの陰には、アメフラシの仲間のビワナメクジ(左側の写真)。
普通種らしいのですが、私は始めて見ました。5センチくらいかな。
波当りの強い沖側の岩場には、ナガウニが掘った窪みがたくさん。
窪みの中にはハナマルユキダカラが隠れていました(右側の写真)。
これを見つけると、サンゴ礁に来たな〜って感じがします。
潮溜まりには、キクメイシの仲間(左)や、フトユビシャコ(右)も、います。
護岸から数メートル歩いただけでサンゴ礁の生き物に出会えるのは、
護岸がサンゴ礁の上に作られているから….。
昔に比べれば生き物がずいぶん減った印象ですが、それでも、
気軽にサンゴ礁の生き物が観察できる、貴重な場所なのです。