珊瑚舎スコーレのフィールドワークのお手伝いで、
大度海岸に行ってきました。
満月の今日は、たくさんのカニやヤドカリが、幼生を海に送り出す日です。
浜辺に着いたら、薄暗くなるまでしばし散策。
でも、良く見ると、メスを追いかけて抱きつくオスや、
貝殻交換をしている集団もいます。みんな、落ち着かない感じ。
夜8時の最満潮の時間には、足の踏み場もないほどのオカヤドカリが
波打ち際に集まり、波に負けずに岩にしがみつきながら、
貝殻を揺らして幼生を海に放していました。
観察しているみんなも大興奮!
小さな顕微鏡を持って行ったので、波打ち際の海水をすくって、
産まれたばかりのゾエア幼生を観察。目ん玉の大きなエビみたいです。
放幼生が終わったメスは、ゆっくりとした足取りで、
浜の上の方に歩いて行きます。おつかれさま。
オカヤドカリの大行進はまだまだ続いていましたが、
昇って来た大きな満月を眺めつつ、私達も家路につきました。