漫湖水鳥・湿地センター主催の「漫湖自然学校2016」で
「漫湖のカニ探検隊」のガイドをしてきました。

今日もいいお天気。熱中症が気になるので、
野外の活動はこまめに休憩を間に入れながら、短めに行ないました。

まずは室内で、干潟のカニの暮らしや、干潟での分布について
黒板を使って簡単に説明。

160814kani00 160814kani02

 左は準備中。 右は説明後の写真。

 一通り、カニの様子がわかったところで木道へ。
木道周辺のカニはあまり逃げないので、
上からゆっくり観察することができますよ。

 ヤエヤマシオマネキが分布する辺りでは、
たくさんの稚ガニが見られました。
甲の幅は5ミリにも満たない小ささなのですが、
色が真っ青なので、とてもよく目立ちます!
大浦川でも見つけたので、今年は多いのかも。

 そしていよいよ干潟に。
今日は特別に干潟に下りて、実際にカニを捕まえて
観察できます。何度も観察会に参加した子なのか、
学校の観察会で干潟に出たことがあるのか、
「干潟が堅くなってる〜」と、環境の変化に
気付いた子もいました。
そうなんです、年々陸化が進んで、堅くなるんです。

160814kani01

 少し離れた所では、オキナワハクセンシオマネキの集団が
ハサミを振っていました。
一通り干潟のカニを観察したら、気になるカニだけ容器に入れて
部屋に持ち帰り、涼しいところでゆっくり観察。
子ども達は虫眼鏡を使って、カニのまつ毛とか、
細かいところを確認してました。

 今日はちょっと駆け足の観察でしたが、
今度は木道の上からじっくりカニの行動を観察してみて下さいね。