出前授業の下見で、昨日は具志頭の海岸にも行ってきました。
ここの海岸には、琉球石灰岩が波で削られてできた、きのこ岩がたくさんあります。

 きのこ岩の周囲には、大小様々な潮溜まりがあります。
岸近くの潮溜まりでは地下から湧き水が湧き出ていて、
繋がった潮溜まりを通って沖の方にゆったりと流れています。

 東屋がある辺りの潮溜まりはきれいなのですが、
近くにある川の周囲の潮溜まりは、なぜかドロドロ。水も濁って底が見えない。

泥干潟が好きなトントンミーや、シオマネキの仲間がたくさんいました。

 川の水はそれほど濁ってはいないので、富栄養化した地下水が湧き出ているのかもしれません。
東屋の辺りのきれいな潮溜まりと、ドロドロの潮溜まりの中間では、
緑の藻が繁茂した潮溜まりがあったので、ここは栄養がちょうどいい感じに薄まってる感じ。

 海岸がいつからこんな状況なのかわかりませんし、
富栄養化した地下水がどこから流れて来ているのかもわかりませんが、
早急に対策をたてて汚れの元を止めないと、栄養の多い汚れた水は、
地下水脈を通って浜全体に広がってしまうかもしれません。