こどもの国で行われた、「沖縄市教育委員会 平成29年度 こども科学力育成事業
夏の科学体験プログラム 海のいきもの プランクトンを探せ!」にて、
プランクトンのお話をしてきました。

 まず、早めに会場に入って、プランクトンの説明や、プランクトン親子当てクイズの準備。

 開始時間になり、参加者がぞくぞくとやってきます。

 はじめに、プランクトンってなに?という3つの質問のあと、
図を使ってプランクトンについて説明。

 続いて、一生プランクトンで暮らす生き物のことや、浮遊適応の形について解説。

 ベントスやネクトンのこどももプランクトンだよ…と言う説明をしてから、
プランクトンの親子当てクイズ!プランクトンの種類をたくさん用意したので、
保護者の方にも参加してもらいました。

 プランクトン幼生の時期は、体の形が親とはずいぶん異なるので、
結構みなさん悩んでます。

 親子の答え合わせのあとは、昨夜つかまえてきた、生きているプランクトンの観察。

 水槽からシャーレに取り分けて、ファーブルミニで、観察。

 今回たくさん採れたのは、カニダマシのゾエア。甲羅の棘が長いのが特徴です。

 他にも、ヒラメ、カイアシ類、ゴカイ類、カニのゾエアなど、いろいろいます。

そしていよいよ、ソーティングする前のチリメンを使って、自分でプランクトン探し!

 これは、プランクトンを探すために、特別に「チリモン」として売られている商品です。
ネット上には、きしわだ自然友の会によるチリモン図鑑もあり、同定に便利です。

 こども達も、保護者の方々も、一緒についてきた兄弟も、みんな真剣な表情で
チリメンの中からプランクトンを探しています。チリモンは、なかなか美味しそうな匂い。
イカ、タコ、タチウオ、ヨウジウオ、カワハギ、ゾエア、メガロパ、ユメエビ、カメガイ…
などなど、食べられるチリメンより、他のプランクトンの方が多いくらい。
これをきれいにより分けて、製品にするのは、大変な手間がかかっているな〜と思います。

 みんなそれぞれ、気に入ったプランクトンをサンプル瓶に詰め、
残りのチリモンは持ち帰ってゆっくりより分けてもらうことにして…、
今日のプランクトンのお話は終了! おつかれさまでした!!