• 最近、美ら海水族館に行ったこともあって、人の出したごみを食べたり、体にひっかかったりして死んでしまう生き物たちの姿、釣糸が首にきつく絡まっているウミガメや、足に引っかかってしまっている鳥、一匹のウミガメの体内から出てきたごみの量を見て、驚いた。苦しかっただろうな…と悲しい気持ちと共に、ポイ捨ての多さに怒りまで込み上げて来た。海はみんなで守るもの。誰かが軽い気持ちで捨てたごみを食べて死んでしまう生き物がいるという事を、もっと知るべき。ごみを持つのが嫌なら、最初から持たなければいい。人として当たり前のことを、ちゃんとやろうと思った。

• 自然環境を守っていく上で大事なことは、物事に対して意識と疑問を持つ事であり、それを掘り下げて知識を身につけていくことだ。日ごろ何気なく行っている行動、使用している物資などが自然環境に対してどんな影響を与えるのかを知ることで、選択や改善、発見の可能性を広げることができる。私が沖縄の生物を守っていくためにできることは、生物・環境に対する知識を増やし、考え、そこでの発見を行動に移していく事だと思う。また、小さくとも、得た知識や発見を、家族や友人などの誰かに伝え、共有・実行していくことで、私一人だけではなく、より大きい取り組みへと発展し、より生物の保全につながると思う。自然環境の保護、生物保全への意識付けとして、ゲームやアニメなどのメディアを使用すると、子供は楽しみながら学べ、且つ環境問題に対して意識を持つと思う。

• 私が生まれ育った泡瀬について、講義を取るまでは、恥ずかしながら意識した事がなかったが、幼少期に出会ったカニやタコ、ナマコ等の生物たちを、純粋に失ってしまうという危機感を感じた。彼らの命を守っていく為に、私が今すぐにでも行動できる事は、シンプルにごみ拾い活動である。その間にも、開発は進んでいるではないかと指摘されるかもしれない。しかし、私のような地元の人間が、その地域の自然や生物を守っていく事が、一番の解決策だと思う。私の毎日の犬の散歩コースで、目にしたごみは拾い、家族や友達へも働きかけていきたいと考えている。

• 沖縄は観光地として有名で、また海もきれいとのことで人気が高い。しかし、その海も沖縄の自然も、観光で出たごみや、観光客向けの施設を建てることにより、影響が出ている。私たち沖縄に住む者が、沖縄の環境を考え、コスタリカのエコツーリズムを参考にして、取り組んでいかなければならなと思う。まずは、たくさんの人に、今の現状を知ってもらうことから始めていかないといけないと感じた。知ることで、私たち一人一人が、何ができるか考え、行動に移していくことが大切だと思う。