採集する場所を決めたら、砂の表面に、四角い枠の線をひきます。ここで、幅25cmのちりとりを使って、25cm四方の枠線を書きます。 図3.10-4(右側の写真)
 どんな場所で採ったのかわかるように、採集地点の写真を撮っておきましょう。

 あとで邪魔になるので、枠の中の大きなごみをあらかじめ採集します。また、枠の中にある大きな石なども、取りのぞきましょう。

 バケツに半分くらい海水をくみます。念のため、きんぎょ網を使って水面に浮いているゴミを取り除いておきましょう。そして、25cm四方の枠の中の砂を、表面3cmくらいでよいので、ちりとりですくってバケツに入れます。 図 3.10-6

 バケツに入れた砂をかきまわすと、砂に混ざっていたプラスチックのかけらが、浮いてきます。 図 3.10-8

 浮かんで来たマイクロプラスチックは、きんぎょ網で掬って、小さいタッパーなどの入れ物に移します。この時、入れ物の中に半分くらい海水を入れておくと、網から入れ物に移しやすい。海藻や軽石など、自然のものの大きいかけらは、取りのぞきます。 図 3.10-9

 予想外に、たくさんのマイクロプラスチックが集まったと思います。次は、採集したものを室内に持ち帰り、トレーに広げて、細かい海藻などの自然物と、人工物のプラスチックをピンセットでより分けます。

 海から戻ったら、石鹸で手をよく洗うのを忘れずに。