8月も暑い日が続き、プラスチックにとっては厳しい環境でした。
晴れて暑い日が多かったせいか、カタツムリのフンはそれほど多くありません。カタツムリ類は野外に捨てられたプラスチックを食べていると予想されますが、カタツムリ類を食べる鳥達にも、プラスチックが取り込まれていると考えられます。
これは8月30日の写真です。
スチロール樹脂の四角い透明ケースは、ずいぶん黄色っぽくなったような気がします。洗濯バサミの赤い色が、わずかに薄くなりました。
ポリプロピレンPPの白い荷造り紐はさらに劣化。メラミン樹脂のスポンジのブロックは、表面がさらに劣化して、心なしか小さくなりました。
魚と一緒に食品トレーに入っていたウレタンのスポンジは全部なくなりましたが、ポリエステルの白いネットに包まれたポリウレタンのスポンジは、まだ残っています。
食品トレーの表面がカタツムリにかじられて、さらにボロボロになってきました。底面と周囲だけボロボロで、側面はツルツルなのは、日光(紫外線)の当たる角度が異なることにより、劣化の具合も異なっているからだろうと思われます。
こちらのグループは、紙コップと、ペットボトルのラベルがさらに劣化しました。紙コップは、表面がさらにかじられ、コーティングがなくなった所はカビが生えています。それでも原型を留めているのは、ちょっと驚きです。もっと早く分解してしまうかと思っていました。ペットボトルの本体には、目立った変化はありません。ラベルは、さらに粉々に。発泡スチロール(ポリスチレン)のカップは、少し黄ばんできました。
瓶入りのグループは、先月に比べて目立った劣化は見られません。ガラスは、予想以上に紫外線をブロックしているようです。
食品トレーの劣化具合から、光の当たり方の微妙な違いが、劣化速度に大きく影響していることがわかりました。