毎月旧暦1日の新月更新、琉球新報Style沖縄・海の生き物たち」。
今日、公開されました

今回は、漫湖の湿地に暮らす、葉っぱ大好きなアシハラガニモドキの仲間です。
真っ黒くて四角い甲羅に、真っ赤なハサミ。艶やかで赤い大きなハサミは、泥の干潟でもよく目立ちます。
マングローブ林の奥の方に住んでいて、しかもとても用心深いので、普段はなかなか見られないカニ。
ところが最近は、林の縁の辺りでもたくさん見られるようになったので、木道の上から撮影してきました。

葉っぱ好きの彼らですが、葉っぱなら何でも好き…と言うわけではないようで、落ちたてのパリッとした葉よりも、水でふやけて茶色く柔らか〜くなったのが好きなようです。
用心深いカニなので、葉っぱを見つけたら巣穴まで引っ張って帰り、穴の中でゆっくり食べます。
でも、大きな葉っぱだと、巣穴の入り口に葉っぱが引っかかることも。

湿地の地面に葉っぱが刺さっていたら、カニたちの仕業です。