玉城の読山原(ゆんざんばる)は、長い間、採石場として使われ、
石灰岩が掘り出されてきました。
でも、海岸部分はかろうじて自然のままの姿を残しています。
この土地を管理しているTさんから、この海岸を見てほしいということで
Nが一緒に歩いてみました。
雄樋川の河口の玉城側、と言えば位置が分かるでしょうか、
砂浜はわりと狭く、サンゴ礁性の岩盤が広がる地形。この時期はアーサで一面緑色。
海を前にして右手が河口、正面には防波堤がのびています。
正面の左側は開けた海。そしてその内側に浅瀬が広がっています。
ごつごつした岩盤の上を歩いていきました。
ヘリトリアオリガイが群生する、潮間帯上部の環境ですね。
小さなヒメジャコが埋まっていました。
これは…模様がニセジャノメナマコかな?
八方サンゴの仲間でしょうか。
潮だまりの中にケヤリムシ。
これまでに海岸清掃活動などを行い、将来はエコツアーや環境学習の場所として
使えないか…という 構想をお持ちのTさん。
それにはまず、地域でこうした活動に参加してくれる人を増やすこと、つまりは
読山原の海のファンを増やすこと、そして、みんながここの自然への理解を深めていくこと…
少しずつでも、この海に合った、ここならではの活動を組み立てていき、
この海の良さや面白さを発信していけたらいいですね。
先は長いけれども、地道な活動を続けることが、一番の近道だと思います。
Tさん、がんばってください!