台風3号が近づいてきているんですが、、

今日はまだ大丈夫そう…ということで、

Nは備瀬にやってきました。琉大教育学部のみなさんの

フィールドワーク・海編です。

 

今日はNと一緒に研究員をやっているSくんも講師。

で、水の中に入ってすぐ…

 

大物発見。

ウミヘビです。

Sくんは両生爬虫類が専門。なのでこうしてウミヘビを素手で捕まえちゃっていますが、

それは、生き物がどういう動きをしてくるか、今どういう状態にあるのか、

そのとき自分はどうするべきか、などが予測できるから。

素人は決してまねをしてはいけません!

でも学生の皆さんは、間近に見られてラッキーでしたね。

 

備瀬の海に入ってすぐの浅瀬には、ハナブサイソギンチャクもたくさんいます。

うっかり触るとすご???く痛い、危険なイソギンチャクです。

知らないと、海藻みたいですよね。

 

こんな、少し緑っぽい個体もいました。

大型のイソギンチャクは、サンゴのように共生藻をもっているらしいので、

これもその色なのかな。

 

これは、なんだか分かるでしょうか。

砂が粘液でムリムリっと固められたような塊…

おそらく、オニノツノガイの卵塊ではないかと思われます。

残念ながら、生んでいる瞬間は確認できませんでしたが。

 

今日は台風の波が高まってきているので、

サンゴ礁の側には出ずに、海草藻場側から備瀬崎の灯台の手前、

チャートの岩石地帯まで歩きました。

チャートは火打石に使うかたーい岩石。備瀬は地質学的にも面白い場所です。

 

岩の上にはイソアワモチ。これは大型で背中のイボも大きいタイプ。

 

こんなカニも見つけました。

ソバガラガニ。非常に甲羅が薄っぺらい、吹けば飛ぶようなカニです。

足の一部やハサミの片方の色が白いのは、たぶん再生したからかも?

それにしても、こんな体で海の中をどう生き抜いていくのか…

 

生きものたちの世界はまだまだ不思議なことがたくさんですね。