先週、沖縄NGOセンター のKさん から急遽!依頼のお電話をいただいて、
Mは昨日一日、スライド準備。
(あ、ペルセウス流星群??見るの忘れたー … 眠かったし … )
そして今日、「国際ワークキャンプ in 糸満市」の講師を務めに米須へ出かけました。
今朝は凪。鏡のような水面に白い雲が写っています。
今日も暑くなりそうだ?!
会場は糸満市の米須公民館。
このワークキャンプの参加者は、海外から本土に来ている留学生と、
沖縄県内の学生さん。
多地域・多文化のメンバー同士で交流しつつ、地域の生活文化体験と、
平和学習、環境学習を行う1週間ほどの宿泊研修プログラムだそうです。
Mは、海の自然環境と海岸ごみの問題について、1時間半の講義を担当。
サンゴ礁の基本的な説明、沖縄の海辺の環境とそこに暮らす生物の話、
そして海岸のごみの種類や漂着物、震災で生じた漂流物の問題などをお話しました。
最後に短い時間でしたが、「海岸ごみの問題について、自分たちには何ができるか」
を話し合ってもらいました。
ごみ拾いをするだけでは、海岸のごみはいつまでも減らないんですよね。
そもそも、ごみが出ないような社会に変えて行くことが大事です。
さて、講義が終わったらお昼。Mもお誘いを頂いて、一緒にごちそうになりました。
米須自治会の「おもてなし班」の皆さんによる、うちなーむんの手作りのお食事、
とっても美味しかったです!
テーブルセッティングも素敵。
いっぺーまーさたん、くわっちーさびたん!?
さて、帰る前に、せっかくなので米須の海岸に寄ってみました。
ここは、米須スーガー(塩川)と呼ばれる場所。
塩川、って何だろうと思っていたら、
海岸に、地下水がこんこんと … ではなく、ざあざあと沸き出していました。
ものすごい水量。
この湧水のおかげで、この一帯は砂浜と岩礁の間に芝の仲間が茂って 、
ちょっと他の海岸とは違う景色。
この日は海には入らなかったけれども、きっとよく観察したら、
海水と淡水の混ざる所が好きな動植物がいそうです。
浅い潮だまりがたくさんあり、鳥たちがエサを探しにやって来ていました。
たぶんアカアシシギ。
こちらはチュウサギかな。
倍率を上げて撮影したら … あ、岩の日陰にもいたのね。
この海岸のすぐそばには 地下ダム の施設があります。
説明板や「命水」の石碑が整備されていて、
こんな様子。
この壁が、地下水をせき止めて溜めておく壁なんでしょう。
米須から大度にかけての海岸に、地下ダムの壁ができています。
この地下ダムは、水を溜める意味とともに、
地下水ヘの海水の侵入をせき止めている様子。
ここには貝塚もあるし、昔から人々が利用して来た場所のようです。
沖縄戦のときも、この湧水はきっと貴重な水だったのでしょうね …