一昨日の新聞のトップニュースは、
国の辺野古埋め立て申請書が県に提出された話。
とかく政治的・軍事的な話で理由付けされてしまいますが、
(その理由だって、もっと検証すれば別の選択肢が出て来ると思うけれども)
ここは海なんですよ。それもとびきりきれいな海。
きれいな海は、残したいですよね。できる限り。
ちゃんとこの海の自然を見つめて、
その上で、ここを埋めちゃって本当に後悔しないのか、考えたいなぁと思う。
今日の写真は全て、2010?2012年に撮影した辺野古の海です。
イノー(礁池)の中には安定的な海草藻場が広がり、そこに生きものたちが
たくさん暮らしています。
海草の葉陰にホシダカラ
もずくの杭に生えたシロガヤ (触ると刺されるけどね)
色違いのコブヒトデ
青いカイメンの一種
黄色いカイメンの一種
なんとなくかわいいチャツボボヤ
タコがいた!
ガンガゼみたいな危ないやつも
ハマクマノミみたいなかわいいやつも
悠然と泳ぐウミヘビも
みんなこの海の仲間たち。
おいしいモズクが育ち
アイゴの幼魚、スクが群れをなす
沖合の平島は、夏はレジャーでたくさん遊びに来てるし
となりの長島には灯台があります。
そして、このイノーの先にはサンゴ礁が広がっています。
さて、
埋め立て予算、2310億8700万円。今のところ。
埋め立てに使う土砂、約2100万立方メートル。今のところ。
お金はもちろん皆様の税金です。
台風で工期が延びたり、入れた土砂が流されたりしたら、
当然この数字はもっとふくらむでしょう。
そして沖縄には台風が来るのです。
今回の埋め立て申請書に対しては、利害関係者が意見を出せる
とあります。
「利害関係者」って何だろうと思いますが、
自分は沖縄の海が好きだから、海を残してほしい、
と思う人も、利害関係者であると言っていいんだそうです。
申請書は8800ページあるそうで、
そんなん仕事や家庭の切り盛りをしている普通の市民が読めるかっつぅの。
でも、やっと?電子縦覧?してくれましたね。
概要は新聞読めば分かるでしょう。
県への意見提出?は7月18日まで。
日本自然保護協会もこんな?意見提出キャンペーン?しています。(埋立てキャラはどうかと思うが:苦笑)
難しく考えると大変なので、
海を残したいと思う人は、
普通に素直に、
海を残してください
って言えばいいと思います。
言って伝わるのか、という問題はあるんだけれども、
言わないと伝わらないことだけは確かだからね。
埋め立てちゃったら、それが子々孫々まで残ることも考えて。
6月現在で、震災の避難者が約30万人。
税金、もっとこっちに使ったら … ?