日曜日はやんばるへ行ってきました。
魚の研究者・Iさんが、ご夫妻で来沖。
沖縄に来たらよく泊まるという東村の「民宿島ぞうり」に、一緒に来ない?と
お誘いを頂きました。
はい、喜んで!
確かに、島ぞうりだ!
宿泊は部屋ごとに別棟になっていて、ユニットバスやトイレ付き。
隣を気にせず、静かで良いですねー。
周囲にはきれいに咲いた花たち。ランタナに、
トケイソウに、
もちろんブーゲンビレア。グラデーションがきれいですね。
猫の鳴き声がするなーと思ったら、厨房の裏口にいました。
いい匂いがするにゃー、とお裾分け待ちの猫たち。
この日は、Iさんご夫妻と私たち、それに民宿のご夫妻みんなで、
「近くの陶芸家のお宅で一緒に夕食にしましょう」とのこと。
へぇ?、どういう趣向だろうなーとわくわく。
で、民宿の方が作った料理と一緒に、車で移動。
しばらく畑や山の中をぐねぐねと進む。ここどこ?…
着いたのは、東村を過ぎて大宜味村側の山の中。
車を下りてびっくり。
なんですかこのピラミッドは?!
しかもこれ、陶芸家ご自身の手で建てたものだという。ひぇ? ?
中に入って、さらにびっくり。
まず、何だか知らないけれども猫がわらわらわらわら……たくさん出て来る!?
アンタ誰?という顔の猫もいれば、
人なつこく近寄って来るのも。両手で猫をなでなで。
周囲には陶芸の作品がたくさん並んでおり、
真ん中にはどーんと大きな囲炉裏。
… っていうか、まるで鳥居か鐘突き堂みたい。
いろりの天井を見上げると、こんな木組み。
ここのご主人、田場陶器の田場さん。
これすごいですね … ていうか、この建物ピラミッドですよね?と伺ったら、
そう、屋根の傾斜角も合わせて、方向は偏角を補正して真の東西南北に向け、
天井の木組みは子丑寅 … の十二支の方角を示しているという、懲りようです。
無農薬の畑を作り、ほぼ自給自足という、思わず尊敬してしまうような暮らし。
スーパーの野菜なんて、変な味や匂いがするのが分かるよーとおっしゃっていました。
この夜のごちそうは、魚の丸揚げ(美味)、セーイカのお刺身と薫製(美味)、
おからと野菜を混ぜて丸く平らにして囲炉裏で焼いたもの(これも美味!)、
ごはんの代わりに、ふかした黄金芋とチンヌク(里芋)など。
美味しい自然の味で、お腹いっぱいです。
魚を食べていると、猫たちが近寄って甘えてたーいへん。
でも囲炉裏の食事は人間だけ、と決まっているので、手は出しませんでした。よしよし。
飲む方々は泡盛を飲みながら(たぶん割る水が美味しい:N談)、
皆さんとの話も面白く、なんだか不思議で楽しい時間を過ごすことができました。
どうもありがとうございました!
… が、Nはお酒を注がれるままに少々飲み過ぎてしまい、
翌朝の、これも美味しくナチュラルな島ぞうりの朝食を食べそびれ、残念ー。
朝から雨がけっこう降っていたので、浜辺に下りるのはパス。
Mの運転で、地元の直売所に寄り道しながらゆっくり帰ってきました。
直売所で入手したもの。
サンライズひがし で見つけた、荷物テープを編み込んだバスケット。
これ、地元で来年カジマヤー(97歳)を迎えるおばーが編んでいるんですよ、
と島ぞうりで聞いて、すごい!と。
大中小ありました。これは大。マイバッグに良さそう。
とっても丁寧に、きれいに編んであります。カラーもいろいろ。
東村名物・パインの加工品がいろいろあって、今回はBBQソースを選んでみました。
うちではBBQはしないけれど、鳥肉や野菜にも合いそう。
化学調味料等は入っていないので、美味しいはず!
帰り道途中の わんさか大浦パーク では、これを見つけました。
知る人ぞ知る、ニシヒラトゲコブシの手ぬぐい!
… こんなものを作ってしまったのは、この方。
ニシヒラの名前は、活動母体である ダイビングチームすなっくスナフキン の
スナフキン号船長・西平伸さんが由来です。
やんばるの東海岸に来ると、高江とか、辺野古とか、
どうしても基地問題が絡んで来るのだけれども、
スナフキンのみなさんは、とにかく大浦の海と生き物が好き。
この海すごく面白いんだよ!ということを、メンバー自身が楽しみながら
伝える活動をされていて、いつも素敵だな?と思っています。
なーんてことを思いつつ、私たちはまた南部の端っこに帰り着いたのでありました。
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