活動報告です!
Mは先月10月23〜25日、JEAN が主催する
「第13回海ごみサミット2015 長崎・五島会議」に参加しました。
初日フィールドワークの昼食場所として訪れた、五島・福江島の高浜海水浴場。
沖縄から来てもびっくりの美しさ!
あまりの景色に喜ぶ、JEAN若手スタッフ(笑)。
初日はまずフィールドワーク。ビーチクリーンです。
場所は五島市岐宿(きしく)町の八朔鼻(はっさくばな)。
長いこと漂着ごみの調査が行われていた場所です。
ちょっと独特の海岸風景で、平らな岩盤は実は昔の溶岩。
一番海ぎわまで行ってみると、船のエンジン?
この日はごみが少なかったですが、これから冬になると、北風と荒波をまともに受けて
猛烈な量のごみが漂着する場所です。
短い時間でしたが、みんなで拾いました!
その後、お昼のお弁当を食べる場所へ移動。
三井楽町の高浜海水浴場……みんな思わずため息をつく美しさ。
リフレッシュしたところで、サミット会場の福江市文化会館へ。
まずは会議のウォーミングアップということで、全員でワールドカフェ方式の
ワークショップが行われました。
今までの海ごみサミットでは、発表者からの報告を聞く時間ばかりで
参加者に意見を出してもらう時間をあまり作れないのを、もったいないと感じていたそう。
やはり、はじめにワールドカフェでみんなの思いを吐き出してもらう時間を作るのは
参加者の意識をまとめる上で、とても効果的だと感じました。
さて、サミット本番は2日目。主催であるJEAN事務局長の小島さん。
私にとっては海ごみの師匠!
9月の漫湖での海ごみ企画もお世話になりました!ありがとうございます。
今回のサミットは海ごみ問題に関わる国際交流がテーマで、
韓国、中国、台湾で海ごみに関する活動をされている民間団体の方々から報告がありました。
実はMは、沖縄県と台湾の海岸漂着物対策交流事業に参加しておりまして、
昨年10月に石垣島で、今年1月に台湾で2回の交流の機会を持ちました。
(そういう報告が全然ブログに書けていなくてすみません!)
そこでMは今回、沖縄における交流事業の報告をしてきました。
はっきりいって、台湾の民間団体のみなさんの熱意とフットワーク、
素晴らしいですよ!もう全然、沖縄よりも先に行っている感じです。
私たちもがんばらなきゃね。
会議の進行まとめ役は、人と組織と地球のための国際研究所 川北さん。
この方、すごいですねぇ。話をどんどんまとめて、どんどん広げて、頭の回転が速い速い。
というわけで、再会できた台湾のお二人と交流事業関係者で記念写真。
サミット3日目は、地域の活動グループの課題をみんなで考えるグループ討議のあと、
それぞれの発表が行われました。
あらかじめ活動グループが抱える課題を出してもらって、そこに各地から来た
サミット参加者が意見や知恵を出し合って行く時間、なかなか良かったです。
川北さんからは最後にこんなお話がありました。
環境系の市民活動では、やはり活動資金の課題が多いけれども、
これから行政は高齢者対策の福祉にどんどん予算を回さなければならなくなる。
その比率は、これまでの20年とこれからの20年とでは全然規模が違って来る。
だから、行政からの支援はまず望めないと思って、自立する方策を考えるほか、
民間企業の助成金などをもっと積極的に活用するべき。そして、活動したら必ず
報告書を作ったり報告会を開いて、次の市民活動の参考になるよう、お互いを
育て合って行くことが重要、ということです。
海ごみ問題は、個人的にもかなり大きなテーマになってきています。
自分の得意なやり方で、何ができるか…考えるだけでなく、動かなければ!
サミットに参加する機会を与えてくださったJEANのみなさま、
どうもありがとうございました。本当にお疲れさまでした。
長文読了感謝。