東京農工大学の高田先生が解説文を書かれた『プラスチック・フリー生活: 今すぐできる小さな革命』を読んだ。読みやすく、わかりやすいので、半日ほどで一気に読める。


 様々なプラスチックに含まれる、有害化学物質。すでに知ってはいたけれど、この本を読むと、やはり食べ物を食べたく無くなる。私はとうの昔に成長期は終わり、60歳も近くなってもう繁殖もしないし、日本の平均寿命の通りに長生きしたいとも思わないので、それほど深刻になる必要はないのだけれど。分かり切った結果について、自分で人体実験していると思うと、あまりいい気分はしない。プラスチックは、生物に対して何百年も物理的に悪影響を及ぼし続けることに加え、成分の有害化学物質が溶け出ていることも、大きな問題。
 とりあえず、さらに暮らしを見直すことにした。

 プラスチック製の古いマイボトルやメラミンのマイカップは、処分した。凹んでるけどステンレスのボトルもあるし、ちょっと重いけどガラスのボトルもある。瓶とコルク栓だって、たくさんある。
 非常食の缶詰ストックはやめて、次からは可能なかぎり瓶入りに更新する。とりあえず、今ある分は食べるしかないかな。
 素早く湯が沸くフッ素加工の電気湯沸しポットはやめて、琺瑯のヤカンに戻す。これまでも保温してないし、必要ならお茶の状態でステンレスの保温ポットに入れる。1つだけ残してあるフッ素加工のステンレスフライパンも、なんとかしたい。ついでに、たっぷり入るアルミの蒸し器もやめて、小ぶりなステンレスの蒸し器に戻す。蒸し器の中にある穴の空いた板を変えれば、もっと深めの容器も入れられるはず。
 惣菜の冷蔵保存用に、ガラスや陶器の保存容器を増やす。プラと違って熱い物を入れても有害物質は溶け出さないし、ふたを外して蒸し器でそのまま温められる。お弁当もこれでOK。
 畑でヘチマを作り、食器洗い用のたわしを作る。プラスチック暴露実験では、一番最初にウレタンのスポンジが劣化して粉々(マイクロプラスチック!)になった。キッチンや洗濯機から出るマイクロプラは、下水を通って川から海に流れ着く。

 あれこれ考えるけれど、とにかく「物」が多すぎる。毎日使うものなんて、ほんの少しなのに。あったら便利とか、あると安心とか、いつか使えそうとか、そんな物が、身の回りにはたくさんある。しかも、多くはプラスチック! そしてその容器や包装も、プラスチック。
 まずは、口に入れるものから、プラスチックを無くす。そして、可能な限り使い捨ては、やめる。使い捨て生活を続けるために、代替物の開発を急ぐ必要があるなんて、おかしと思う。新たなごみは、新たな環境破壊を生み出す。

 暮らしを見直し、消費を抑え、必要な物だけ、丈夫で長持ちする物を丁寧に使う、心豊かな暮らしが、理想。