身近なプラスチック製品を野ざらしにして5ヶ月。一番劣化が進んでいたスポンジ(ウレタン)は、この1ヶ月でさらに粉々になり、もうほとんど残っていません。

以下の写真は、最初(左)が6月1日、次(右)が6月5日。

 豪雨の影響もありますが、たった4日間で、急激に崩れて無くなっていることがわかります。

 ボトルの写真は、最初が5月29日、次が6月1日、3つ目が6月5日。ペットボトルのラベルに注目すると、5月4日の時点ではまだラベルにひび割れはありませんでしたが、5月29日には、すでに上から下まで破れ目が入っています。3日後の6月1日には破れ目が大きくなり、さらに4日後の6月5日には、一部が割れて剥がれてしまいました。

 どうやらプラスチックは、目に見える劣化が始まると、急激に粉々になっていく性質があるようです。

 この写真も、最初(左)が6月1日、次(右)が6月5日。ちょっとわかりにくいですが、板の左側にある白いビニール紐は、毛羽立って粉々になり始めています。

 これも、最初(左)が6月1日、次(右)が6月5日。紙コップを拡大して見ると、やっと劣化が始まったことがわかります。紙の切り口が毛羽立っているのがわかるでしょうか。紙コップはもっと早く分解して土に帰るかと思っていたのですが、紙の表面には想像以上に強力なプラスチックコーティングがしてあるようです。

 紙コップは安全かと思っていましたが、結局は、紙で型崩れしないようにした、極薄いプラスチック製品と考えた方が良さそうです。

 ちなみに、瓶入りのプラは、色が薄くなったり、少し日焼けしたものもありますが、劣化してボロボロになったものはありません。紫外線と風雨は予想以上に、プラの劣化に影響しているようです。

 なお、諸々の事情により、5月の途中から暴露実験の場所を、西向きのベランダから南向きの庭先に移動しました。