うちは沖縄本島の南部、海の見える高台南向きアパート。

普段から、眺めは良いけれど風も強い。

特に台風の風は半端じゃないです。

よくニュースに映る、台風時の那覇の映像とは、風の威力が全然違います。

建物が混み合って建っている場所は、お互いに風を防いでくれるんですよね。

吹きさらしの場所は暴風が直接当たるし、おかげで停電もしやすい。

 

この週末、またもや台風16号 Sanba(サンバ)が沖縄に近づいて来ます。

今度の進路が、予報通りに沖縄本島の南をかすめていくと、

暴風域の強い側を中南部がまともに受ける形になると思われます。

下図の予想進路の通りに来るとすると、沖縄本島が受けるのは

おおよそ <東風 → 猛烈な東風→南風→西風 → 西風> のはず。

9/14夜追記:進路予報が北部寄りにずれたので、風向きが変わります?

上記は、台風の目が自分の居場所に対して西側を北上する場合。

東側を北上する場合は、猛烈な東→北→西風ですね。

 

なので、復習をかねて(笑)、うちで行う台風対策をまとめてみました。

( ↓ クリックで拡大:14日21時の進路予報に修正しました。

 

■ 屋外・駐車場:

・飛びそうなものは全部屋内に片付けるか、重し・ロープ・布ガムテープなどで固定。

・車にはガソリンを入れておく。(暴風時は GS も閉まるので、緊急時に困らないように。)

暴風時の風向きを考えて(→ 参考記事?8/27)、可能であれば、車を駐車する場所や向きを

変える。

・タイヤに車止めをする。うちでは三角の木片とブロックで4輪を固定。

・車のバイザーと窓を布ガムテープで止める。

・バイクは、うちでは植え込みの上に寄りかかるように倒して、金網やポールにロープで固定。

・排水溝の落ち葉やごみは掃除しておく。(詰まると雨水があふれる。)

 

■ ベランダ:

・外置きの洗濯機は、中に水を張って重くする。フタを布ガムテープで止める。

・荷物や植木鉢は極力室内に入れる。

・どうしてもベランダに残しておくものは、重し・ロープ・布ガムテープなどで固定。

・物干竿は下ろす。

・排水溝を掃除しておく。

 

■?室内の窓やサッシの隙間から雨水が侵入するのを防ぐには:

・風下側のサッシの隙間に、新聞を細長く裂いたものを詰める。(→ 参考記事?8/23

・できれば玄関ドアの周囲や新聞の受け口、換気扇など、外と空気の出入りがあるところにも

新聞紙をはさんででフタ。

・こうすることで、風下側から風が抜けにくくなるため、風上側から風が入りにくくなり、

暴風時にサッシの隙間から雨水が吹き込むのをだいぶ押さえられます。風切音も弱まります。

 

※ うちでは過去に実際、真正面からの暴風でサッシの下から雨水がピューッと吹き上げる

ほどになったのを、これで押さえました。

 

※ ただし! 風圧で窓ガラスが割れるのを防ぐ意味ではありません、たぶん。(→?参考記事?8/26

この件についてはちょっと考えたんですけれども、風下側だけでなく、部屋全体の窓を

新聞紙で塞いだとしても、外との気圧差ができるほどの密閉にはならないはずで、

おそらく「室内外の気圧差があると窓ガラスが割れやすい」説には当たらないだろうと。

つまり、部屋全体のサッシの隙間を新聞紙で塞いだからといって、「室内の気圧が高まるので

窓ガラスが割れやすくなる」ということはないだろう … と。あくまで私見ですけれども。

 

で、気圧差を無視できるなら、ガラスを割るのは風圧になりますので、

そのガラスの耐圧性能などによって割れやすいかどうかが変わるでしょう。

 

うちのサッシ窓は金網が中に入ったタイプで、これは割れた時に飛び散らないためのもの。

耐圧・耐衝撃という意味では、金網という異物が中にあるおかげで、かえって弱いそうです。

 

そもそもガラスというのは、鉄よりも “硬い” 。ゆえに、圧を加えると、曲がらずに割れてしまう。

 

で、耐衝撃性能を高めるには、防犯フィルムを貼るという手はあるらしい … が、けっこう高価。

なので、現実的&応急処置的には、窓に布ガムテープ貼りまくり作戦、になるかもしれません。

今度も、いよいよ風圧がヤバそうになってきたら、ガムテを貼ろうかな …

気休めかもしれないけれども。

 

?■?トイレやお風呂場の排水口から下水の匂いが上がってきたら:

・台風時、外の気圧が下がるので、排水口がポコポコ言って水が抜けてしまい、下水の匂いが

上がって来ることがあります。

そうしたら、排水口にヤカン一杯の水を流し込んで水でフタ、さらに新聞紙を一枚、排水口の

フタにはさんで空気の出入りを塞ぎます。

 

?■?停電対策:

・水をポンプアップしていて、停電時に水道が止まってしまう場合は、飲食用とトイレ用の水を

バケツや風呂桶に確保。

・懐中電灯や手回しラジオを、手の届く所に用意。

・必要な乾電池類を用意。エネループなどは充電しておく。

・携帯電話をフル充電しておく。

・冷蔵庫と冷凍庫の中身を事前にチェックし、痛みそうなものは早めに消費。

・冷凍庫の食材の上に、ありったけの保冷剤を乗せて凍らせておく。

・停電したら冷蔵庫・冷凍庫を開けないでも済むように、ごはん計画を考える。

・常温保存の食材やお菓子を用意。

 

 

… そんなもんかなぁ。

あとは、ちょっとドキドキ・ワクワクしながら、

必要以上に怖がらず、安全なオウチの中で、強大な自然のパワーを味わうとしましょうか。

 

なお、16日が新月で、大潮ですね。朝と夕の7時前後が満潮です。

この時間は高潮にも注意がいりそうです。

気象庁の潮位観測データは こちら から。

(各地点のマークをクリックすると、実測値のグラフが出ます。)