※ 「台風対策のまとめ」は こちらの記事 をご覧ください!
知人から、こういう情報が来ました。
「台風時は風下側の窓を少し開けて、気圧の調整を。
外と内の気圧を同じにすることが、窓ガラスを守るのに有効。」
ん?、それだと、前の記事 で紹介した考え方と違う … 。
実はあの記事を書いてから、「台風 サッシ」などの検索キーワードが
ここにヒットしているようなので、間違った情報を流すわけにはいかない …
とはいえ、科学的な結論が今すぐ出せるわけではないのですが、
考えるだけなら … ちょっと改めて考えてみました。
21時のレーダー画像、目が名護市に上陸中
うちの考えは、
「風上側のサッシの隙間から雨水が浸み込まないように、風下側を密封する。
その方が、ガラスも割れにくいはず。」
このしくみの理屈は、
・部屋の窓を全部閉めても、サッシのわずかな隙間から、風が入ったり抜けたりしている。
・そのため、暴風雨のとき、風上側のサッシの隙間から水がしみ込んで来る。
・このとき、風下側のサッシの隙間を新聞紙などで埋めて、風を抜けにくくする。
・そうすると、「部屋の空気の吸い出し口」が止まるので、風上側からの風も入りにくくなり、
雨水の浸入を防げる。
・台風は風向きがどんどん変わるので、結局うちは全部のサッシの隙間に新聞を詰めしまう。
・そうして部屋を密封した方が、空気の出入りがなくなる分、ガラスも割れにくいはず。
というものです。
まぁこれは、うちの理科的知識の範囲とこれまでの経験で判断しているもので、
何か実験データがあるとかいう性質のものではありません … 念のため。
これを、ガラスが割れないように風下側を開ける、という話に対してどうなのかな?と
想像してみると、
・密封する、と言っても新聞紙程度なので、完全な密封ではなく、部屋の気圧が
外と大きく変わるほどではないだろう。
・つまり、ガラスに対して室内から高い圧力がかかるほどではないだろう。
・突風に対しては、窓を閉めておけば、多少は部屋の空気が圧縮されるものの
「風上側の窓 +(部屋の空気)+ 風下側の窓」
という2枚で支えることになると考えられる。
・風下側が開いていると、風上側のガラス1枚で風を支えることになるから、
その方が弱いんじゃないかな。
・もし風下側を開けるのなら、風上側も少し開けておけば(風雨は入るけど)
風の逃げ道ができるので、ガラスにかかる力が弱まって割れにくくなるかも … たぶん。
・でもそれじゃぁ、雨も風も入るしなぁ …
ん?、結局、風下側を開けた方がいい理屈が、よく分からない … 。
何か、もう少し状況というか条件があるのかもしれないですけれども。
風下側を開けておけ、という情報源は、石垣島の体験者の方だそうなんですね。
だから、信憑性は、その意味ではある。
風下側を開けて、少し部屋に空気を通した方が、暑くないし、気圧差がなくなって
なんだか楽、というお話もあって。それは分からなくもない。
風上側のサッシからは雨が入りにくく、風下側を開けても大丈夫そう?というお部屋なら
開けてみてもいいと思いますよ、ほんとに。
こういうことって、正しい答えが一つ!とは限らない。
気象、立地、建物の作りなどでも、ベストの答えが変わって来るのではないかと。
だから、ある程度は理屈をこねるけれども、
ある程度はそれこそ経験で、判断して行くしかないのでしょうね。
議論の逃げのようですが、今のところ考えてみられるのはこれくらい、でした。
答えを期待した方がいたら、すみません。
あ、ちなみにうちのベランダ側のサッシは、上に小窓がついています。だから、
本体を閉めたまま、サッシの上だけすかしておくことはできる。
(沖縄の、塩分たっぷりの台風雨はあまり入れたくないんだけれどもね )
反対側は、お風呂場の窓を開けることは可能。
今のところは全部閉めてあるんですけれどもね。
夜になって、南部も本格的な西風の暴風雨に入りました。
うんやっぱり、かなり強いね。
これでも、台風の進行方向の左半分なので、まだ助かっています。
右半分は「危険半円」と言って、風がより強まる側。
北部の方は相当のものでしょう。どうぞ皆様ご無事でー。