◎肉や魚の料理くずも入れていい? 

 かまいませんが、あまり量が多いと腐敗しやすいです。水気は切ってください。
 骨などは形が残ります。
 野菜でも、タマネギの皮など分解しにくいものもあります(入れていけないわけではありません)。

◎本当に臭わないの? 

 何年もベランダで堆肥を作り続けていますが、気になるほどの匂いが出たことはありません。
 袋を開けた時に、ふわっと土や米ぬかの発酵した匂いがするくらい。不快な感じはしません。
 水気が多くて発酵が腐敗に片寄ると、袋を開けた時に少し匂います。

◎途中で虫がわいたら? 

 梅雨の時期は虫がわきやすい感じがします。
 土のう袋がカバーのかごに触れると外から卵を産みつけられるので、
  触れないよう気をつけてください。

 虫も生ごみを食べて分解を手伝っています。

 でも、虫がたくさんわいてしまって気持ち悪いときは…中身を地面に戻して、
  新しいのを作りなおしましょう!
 虫は、腐った匂いに集まるので、上手に発酵させて
  腐らせないことが先ず大切です。
 2〜3回やりなおせば、その土に合った米ぬかの量や、
  水分調節の感じがつかめると思います。

◎生ごみが多くて、腐ってしまうときは?

・生ごみを少なくする工夫をしましょう。
  野菜の外葉も丁寧に下ごしらえをして利用します。
   そのためには、無農薬野菜だとなお良いですね!

  皮むきは、良く切れるピーラーを使えば薄くむけます。
  たくさん買い過ぎて使い切れなかった野菜を無駄にしないよう、
   必要な分だけ買ったり、保存食に工夫したりしましょう。

・生ごみを細かく刻みましょう。
  野菜などは水気の多い中心部から腐りやすいので、
   細かくして表面積を増やせば素早く発酵するようになります。

  生ごみ入れに入れる前に、ついでに刻む習慣をつけて
  まな板の上で細かく刻みましょう。

・できるだけ水気を切りましょう。
  水っぽいものは、良くしぼって水分を減らします。
  また、流しのごみ受けに入れっぱなしにせず、
   まな板から直接生ごみ入れに移すなど、
   生ごみが余分な水を吸わないようにします。

・家族が多く生ごみの量が多い場合は、土のう袋を2つ作って、
  生ごみを半分ずつに分けたり、交互に入れたりしてみましょう。

 

 燃えるごみの袋から生ごみがなくなると、
びっくりするくらいごみ出しが楽になります。
紙類を資源ごみにしっかり分別していれば、
燃えるごみを出す回数がずいぶん減るはず。

 さあ、明日から、生ごみ臭くない暮らしを。
 ぜひお試しください。

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