19日の夜は、漫湖水鳥・湿地センター主催の観察会、
「月夜とカニの観察会」でゾエアのお話をしてきました。
まずは、カニがゾエア幼生を海に放しにやってくる行動と、
海の大潮や小潮が関係あるお話。そしてこの潮は、月の満ち欠けと
関係がある….というお話。
次に、センターの周囲には、夜行性のオカガニなどが住んでいるので、
望遠鏡を使って夜のカニの行動を観察しました。
そのあと、2グループに分かれ、1つのグループは天体望遠鏡を使って
土星や金星などの星空を観察。
今日の観察会では、ちょうど沖縄の上空を国際宇宙ステーションが
通過するタイミングだったので、通過に合わせてみんなで
宇宙ステーションを見送りました。けっこう明るく光っているし、
移動が早いのにびっくり。
もう一つのグループは、木道に仕掛けた集魚灯に集まった
プランクトン幼生をすくって、顕微鏡で観察。
生まれたばかりのカニのゾエア幼生や、海からやってきた
メガロパ幼生、それを食べに来た?魚の稚魚など、
いろんなプランクトンが集まりました。
薄緑の光が集魚灯。網ですくったプランクトンを青いバケツの中に移しているところ。
捕まえたプランクトンは、肉眼ではほとんど点にしか観えませんが…、
よく見ると、魚やエビのこどもがいますね。
それぞれひとしきり観察したら、星空グループと
カニグループは交替。2回目に集魚灯で採集した時の方が、
たくさんとれた感じ。たくさん生まれて流れてきたのか、
集魚灯を点けてる時間が長かったからなのか…?