2月10〜12日の3日間、「東アジア地域 漂着ごみ対策交流事業」が行なわれ、
しかたにMが参加してきました。そのご報告です。

この事業は沖縄県の海岸漂着物対策の一環で、これまでは沖縄と台湾の国際交流として、
県内と台湾の海ごみに関わる行政および民間団体が意見交換などを行ってきました。
今年は台湾9団体に加えて、中国の福建・上海の民間団体の方々が来られ、さらにパワーアップ。
名称も「東アジア」と大きくなりました!

初日の10日は、午前中にプレ・フィールドワーク。
海外からの参加者の皆さんに、冬の沖縄に特徴的な漂着ごみの現状を見てもらうべく、
本部町新里の浜へ。
この冬一番の冷え込みの朝、風が強い中ですが、とってもきれいなビーチ。
…に見えますよね。ところが…

 

浜の上の方はこういう景色です。とても、とてもたくさんのごみが漂着しています。

 

もちろん、視察だけでなくごみ拾い!
拾い始めると、大きなごみ袋が一瞬にして一杯になるほどの量でした。

 

スケジュールの都合で短い時間しかいられず、取りきれないたくさんのごみに後ろ髪をひかれつつ…
それでも結構な量を運び上げました。

 

昼食場所にご提供いただいた新里区コミュニティセンターで、区長さんからご挨拶をいただきました。

実はこの朝、私は一足先に着いて、しばらく区長さんからお話を伺う時間がありました。

地元中学生200名くらいで浜の清掃を行ったこともあるけれど、
1週間後には元の状態に戻ってしまう、20名くらいで清掃に行ってもお手上げの量、
地域住民だけでは清掃活動は無理、とおっしゃっていました。沖縄の離島と同じ状況です。

でも、今日は台湾や中国の皆さんが見えて、問題を共有していることもわかっていただいて。
「海はつながっている、みんなでなんとかしていきましょう」と。ありがとうございます。
ほんと、海をきれいにしていくにはみんなの力が必要。仲間はたくさんいる!

那覇に戻る途中、伊豆味のあたりで、緋寒桜がきれいでした。

 

そして午後は、那覇の会議室で交流事業が始まりました。県環境部長のご挨拶の後、

 

中国から、上海仁渡海洋公益发展中心、福建省环保志愿者协会からの活動報告、

 

台湾からは新北市、花蓮県、台灣環境資訊協會、海洋公民基金會の活動報告など…。

 

簡単な歓迎会をして本日は終了。

いよいよ明日からワークショップの議論が始まります。

 

2日目に続く。