「東アジア地域 漂着ごみ対策交流事業」の2日目です。
この日から漫湖水鳥・湿地センターで交流事業が行なわれました。

 

午前中の最初は、沖縄側からの発表。
まずは水鳥・湿地センターのイケムラさんによる発表です。

 

イケムラさん、もともと美術系のご出身で、スライドの見せ方がとてもうまいです。
(実は、おかげで翻訳泣かせだったらしい…でも視覚的にちゃんと伝わったと思います!)

 

つづいて、沖縄リサイクル運動市民の会のマキシさんが、ごみ減量の環境教育プログラム
「買い物ゲーム」をスライドでご紹介。みなさんの関心を引いていました。

(動画の中で、2009年当時の買い物ゲームの様子に私の姿が……わ、若い…… (^^;) )  

 

さて、そのあとはしかたにMが進行役を担当し、ワークショップを行いました。
今回の議題は、共通の海ごみモニタリング調査の方法を決めること。

 

みなさんから具体的な意見を出していただきました。
台湾から、台灣環境資訊協會・陳さんと、中華民國荒野保護協會・胡さん。

海ごみの国際モニタリングとしては、すでに Ocean Conservancy というアメリカの団体が
ICCと呼ばれる方法で長年調査を行っています。
日本や台湾、中国の団体もこの方法で調査しているところが多くあります。
ただ、ICCとても調査項目が多いので、今回のワークショップでは、
東アジアの各地域でもう少しシンプルに海ごみの比較ができるような形を考えていきました。
調査結果を、各地の啓発活動や環境教育に使えるようにしたい、という目的です。

 

この日、廊下では各団体のパネル展示もありました。

 

台湾の団体が持ってきてくださる資料、とてもしっかりしていて、デザイン的にも良くって、
とても参考になります。環境活動、沖縄や日本よりずっと進んでいる印象です。

 

いろいろ、見せ方が上手いなぁと思うんですよね。

 

とはいえ沖縄の離島もがんばっていて、西表島の手ぬぐい素敵。
描かれているのは海ごみなんだけれども。

 

午後は漫湖の川岸に出て、モニタリング調査の試行を行いました。

 

テストなので、わずか10分間、30m区間だけのごみ拾いでしたが、それでも山盛りのごみ…

 

を、みんなであっという間に分別。普段からビーチクリーンをしている方々なので、
汚れたごみを触るのに全く躊躇がないし、とにかく手が速い!
ただ、市町村によって分別方法が違うので、かえってそこで迷う場面もありました。

 

そして、ペットボトル、発泡スチロール、買い物用ビニール袋だけ選り分けて計数。

 

このおかげで、モニタリング項目や方法の確認と見直しをしっかりと行うことができました。

 

寒風の中、みなさんお疲れ様でした!

この日はもう一度室内でワークショップの後、夜は歓迎の宴会へ…
そこで八重山チームから素晴らしい余興が披露されました。海外組も爆笑の、PPHP!
その様子は…Facebook だけにしておきましょうねー。

発泡スチロールって、台湾語では「保麗龍」パオリーロンっていうんですって。
中国語だと「聚苯乙烯泡沫」む、むずかしい…

 

3日目に続く。