打ち上げられた貝殻もたくさんあって、場所によって少し偏りはあるものの、種組成を見ると内湾的な砂泥底からサンゴ礁まで幅広い環境があることがわかります。

 ちょっと古いけれど、砂泥に暮らすホネガイのかけらも発見。聞いたら、この沖は砂泥底とのことでした。海岸の貝殻には、ナキオカヤドカリが入っていました。

 さらに海岸を進むと、その昔、高雄の港を守っていた要塞跡が海に崩れ落ちていました。海岸侵食がどんどん進んだ証拠。そして、岩礁が終わったところに、細かい砂の秘境海岸がありました。崖の灰色の部分は、島尻層群と似た泥岩でした。

 帰り道も侵食されているので、結構ハード。ロープにつかまりながら、ゆっくり登ります。

 崖の上からの景色は、こんな感じ。

 山道の途中に、きれいな小鳥。上り坂を登り終えた頃には、気温も高くなって、もう汗だく。木陰の風が気持ちいい。

 海岸からの道を登りきったところ、広い道路の側には、注意事項の掲示がありました。そして、駐車場にもどる道には、1匹のサル。どんどんこちらに歩いて来ます。こちらから近くに寄ってもあまり逃げないし、他の人たちも全然気にせず歩いていました。