2019年の1月4日より、身近なプラスチックについて、曝露実験を開始しました

 

 一つは、街で「飲み物と一緒に買うごみ」のセット。「ビーチのごみ」も、これと似た感じ。
 木の台に貼り付けてあるのは、ポリエチレンの白いレジ袋、発泡スチロール(ポリスチレン)のカップ、ポリスチレンのスプーンとマドラー、ポリプロピレンの蓋、紙コップ、PETのカップ、ポリプロピレンの黒いストロー、ポリプロピレンの折れ曲がるストローとその袋、PETボトルとそのキャップ(ポリプロピレン)、ポリエチレンの袋。

 開始から1ヶ月半ほど、雨のかかるベランダで雨ざらし状態ですが、プラスチックには殆ど変化がありません。予想以上に丈夫だったのが、紙コップ。これも殆ど変化していません。もう一つの予想外は、プラを固定しているホッチキスの針や、木ネジの頭の部分が早くも錆びて来たこと。針金はステンレスなので錆びてません。

 キッチンとベランダにあるプラスチックのセットは、スチロール樹脂の四角い透明ケース、ポリプロピレンの洗濯バサミ、ポリカーボネートの洗濯バサミ(透明)、黄色い食器洗いスポンジ(ポリエステルのネット、ポリウレタンのスポンジ)、ポリプロピレンの白い荷造り紐、ポリエチレンの緑のロープ、メラミン樹脂のスポンジ、塩化ビニルの吸盤、四角い密封容器(ポリプロピレンの本体、ポリエチレンの蓋)、ポリプロピレンの袋(洗濯バサミが入っていた)、発泡スチロールの食品トレー、魚と一緒に食品トレーに入っていたウレタンのスポンジ、そしてシール。

 発泡スチロールのトレーは、色が褪せてきました。塩化ビニルの吸盤は、雨で濡れているからか、色が少し白濁しています。

おまけで貼っておいたシールは、表面が劣化してヒビ割れ、一部は剥がれています。シールの表面は薄いプラスチックの膜でコーティングされているので、1ヶ月ほどでマイクロプラスチックになってしまったことがわかります。

 劣化して出来たマイクロプラスチックを回収する瓶入りバージョンは、数本に雨水が浸み込んで結露してますが、プラスチック製品には目立った変化はありません。金属の蓋が錆びないか、ちょっと心配。