今日は朝からスッキリ晴れて、いいお天気。

NHKのネットニュースに、プラスチックごみに関する記事がありました。増え続けるプラスチックゴミの処理が追いつかないので、産業廃棄物処理場内での保管量の規制を、今までの倍に引き上げる予定とのこと。

これまで日本は、プラスチックごみのリサイクルが84%で優等生と言っていました。でも、そのうちわけは、57%は燃やして燃料になり、4%が石油やガスにされて燃料になり、残りの23%だけが別の物に作り変える本来の意味のリサイクルへ。でも実は、そのうち16%は海外への輸出。国内で繊維や樹脂に再生されていた量は、たった7%ほどでした(2016年)。つまり、本来のリサイクルの大部分は、海外への輸出に頼っていました。それが、2016年末から中国に輸出できなくなり、2017年からは他の国も受け入れなくなったので、処理を待つプラスチックごみが日本中の産業廃棄物処理場に溜まり続けていたのです。まあ単純に考えて、1年半で満杯に。

処理場が受け入れできなければ不法投棄が増える…というのも情けない話ですが、どうして日本は、使い捨てプラスチックの生産や販売を規制・禁止する方向に動かないのでしょう?

燃やす量を増やすって話もありました。でもそうすれば、温室効果ガスの二酸化炭素CO2が増えて、気候変動が加速します。昨日の沖縄は、近海で急に熱帯低気圧が発生し、ゲリラ豪雨を伴って通過していきました。各地で、冠水や崖崩れも起きました。いままで、こんなことは無かったのに。

環境省の調査では、2倍のごみを受け入れ可能な業者を持つ自治体は、12.3%しか無いらしい。これは、産業廃棄物処理業者や自治体の努力は、すでに限界を超えてるってことを意味する数字だと思うのだけれど。

みなさん、今日から、暮らしのプラスチックをへらしませんか?まずは、「ぷらなし生活」のウェブサイトを参考にされてはいかがでしょう。これなら、無理なくオシャレにプラスチックを減らせそうです。