新年 あけまして おめでとうございます。

 本年も よろしくお願いいたします。

 さて、昨年の9月から更新が滞っていた暴露実験の続きの報告です。撮影は2019年10月15日です。

 全体的には9月の状態と似たような感じですが、よく見るとさらに劣化が進んでいます。

 ポリプロピレンPPの白い荷造り紐はさらに劣化して、ケバケバになっています。ポリエチレンの緑のロープは、目立った変化がありません。メラミン樹脂のスポンジのブロックは、さらに黒く小さくなりました。

 魚と一緒に食品トレーに入っていたウレタンのスポンジは全部なくなりましたが、ポリエステルの白いネットに包まれたポリウレタンのスポンジは、まだ残っています。

 食品トレーは、表面が齧られた所が、さらに薄くなっています。表面の硬い層がなくなると、一気に劣化が進む感じです。

 洗濯バサミは、裏側と比較して見ると、日に当たっている側の色が薄くなり、ツヤもなくなっています。日の当たっている側の表面が粉になっている感じはまだありませんが、着実に劣化は進んでいるようです。

 洗濯バサミが入っていたポリプロピレンの袋は、先月までは目立った変化はありませんでしたが、ついに劣化して破れてきました。裂けて丸まった所は、触ると粉々になりそうです。

 こちらのグループは、紙コップと、ペットボトルのラベルがさらに劣化しました。紙コップの底は、パルプ(紙)の層がなくなり、表面コーティングのプラスチック膜だけが残っています。上面の劣化が早いのは、側面に比べて日光や雨の影響が大きいからでしょうか。

 ペットボトルの本体に目立った変化はありませんが、ラベルはさらに粉々になっています。発泡スチロール(ポリスチレン)のカップは、さらに黄ばんできました。

 これまで目立った変化が無かったポリエチレンの白いレジ袋ですが、ついに劣化が始まりました。袋の縁の方からヒビが入り、一部は雨で流されて無くなっています。折れ曲がるストローが入っていた袋も、よく見ると劣化して穴が空いています。

 瓶入りのグループは、先月と同じく目立った劣化は見られません。ただ、瓶の蓋(金属)が錆びて来たのと、黄色いトレーが劣化し始めたのが気がかりです。